さていよいよ佳境である。
今回の山行は全く予想だにしていなかった事が多々あった。
金時山頂上の混雑振りは、まぁ悲しい出来事であった。
だが。だがである。
今回記事に書く、このルートの後半は、良い意味で期待を完全に裏切ってくれた。
乙女峠より北は大混雑であったが、南はと言うとガラガラなのであった。
そしてもう一つ重要なことを付記するなら、
今回設定したルートでもっとも美しかったのが、
丸岳から富士見公園までの道中で見える、圧倒的スケールの景色である。
ちょっと小さくて分かりづらいかもしれないが、
縮尺を下げた地形図をご覧頂きたい。
北を振り返れば、歩いてきたルートに連なるいくつかの頂上。
そのはるか先には丸岳と金時山。
外輪山の輪郭に沿って東側を観れば、大涌谷の噴煙。眼下に広がる箱根芦ノ湖。
そして西側に転ずると、富士山が裾野から頂上まで、雄大な姿を見せ、
その裾野から南側に目を移すと、駿河湾の広大な太平洋が一望出来るのである。
神様が造ったであろう、この巨大な造形美の集大成たる箱庭に、
ポツンと自分という小さい存在が、ただここにいるという感覚。
ううむ。上手く説明出来ない。言葉はなんてウスノロなんだ。
普通、芦ノ湖の全景だけでも素晴らしいのに、
箱根カルデラ外輪山の全容が一望に眺められて、大きく感動させられる。
そこに突如、富士山と太平洋までも加担するのである。
自分の持っている「美しい景色」の尺度が、
その圧倒的スケールに完膚無きまでに凌駕され尽くして、
本当に発する言葉を失ってしまう。
↑突然ひらけた西側からはこんな景色が飛び込んでくる。
思わず荷物を下ろして、芝生にぶっ倒れ紺碧の空を仰ぐ。
最高の一瞬である。
ちなみに、2枚目の写真はひとりで逆さ富士を体現する王子。
おもろい。
左のピークから順に丸岳、乙女峠、長尾山、金時山である。
・・・。やっぱり写真でも文章でも伝わらない。どうすりゃいいんだ?!
今回の素晴らしい景色を一番堪能出来るのが、「富士見ヶ丘公園」。
車で箱根を訪れたなら、ここは箱根スカイラインという有料道路からも
入ることが出来る(ような気がする)。
景色だけでも堪能されたい方には、強くオススメするポイントである。
さて。
富士見峠を15:30に出発して、ここからは終着点・桃源台ロープウェイ乗り場まで一気に降下する。
前半飛ばしまくった王子のその後は、案の定ひざが笑って、ろくに歩行も出来ない有様だった。
最後まで彼はよく頑張った。
・・・頑張ったのだが、下山しきったところで体力の限界。
結果、嫁と王子のリュックを僕が担ぎ、王子は嫁に抱っこされてのゴールインと相成ったとさ。
ひとまず、今回はこれで終了。
箱根はまるで箱庭だったおはなしでした。
(*- -)(*_ _)ペコリ
いやぁ、歩いた歩いた。
「いいでしょう~パパ!」お疲れの顔に書いてあるみたい。
頑張ったから 何でもアリで いいのです。
それにしても 素敵な景色!ちゃんと真面目に歩く人にしか目にすることができない・・人生の教えに似ていますね。
富士山・・どこから観ても きれいな形の山!
王子の逆さ富士・・ほんとに可愛い!
頑張ったから 何でもアリで いいのです。
それにしても 素敵な景色!ちゃんと真面目に歩く人にしか目にすることができない・・人生の教えに似ていますね。
富士山・・どこから観ても きれいな形の山!
王子の逆さ富士・・ほんとに可愛い!
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masshy85 at 2013-12-11 10:20
osakakenさんは思いつく事が深いな〜〜!
わたしなんか、ママ力持ち、って。
3年生の男の子を抱っこして歩くんだもの!
でも人間って経験した事しか分からない奴だものね。
王子は学習したのですね!
わたしなんか、ママ力持ち、って。
3年生の男の子を抱っこして歩くんだもの!
でも人間って経験した事しか分からない奴だものね。
王子は学習したのですね!
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hinemosunorari at 2013-12-12 22:11
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hinemosunorari at 2013-12-12 22:13