客席はあふれんばかりの大観衆。熱狂的な彼らに向かって僕は静かに語り出した。
「みんな、気分はどうだい?ハッピーかい?(大歓声)
OK。そいつはグレートだぜ。
ちょっとここらで一曲、今日はどうしても歌わなければならない曲があるんだ。
そのわけを聞いてくれるかな?(大歓声)
OK、OK。
ワールドツアーのファイナルをここTOKYOでやるにあたり、
俺は昨日の夜帰国したわけだ。
聞いてくれ。俺は、着陸する寸前にアナウンス聞いた。(大歓声)
俺はアナウンスを聞いた。(大歓声)
こんなアナウンスを聞いたんだぜ-!分かるかい!?(大歓声)
”ご搭乗中の皆様、当機は間もなく目的地成田空港への着陸態勢に入ります。
飛行中ご使用になりました手荷物は、前の座席の下にお入れ頂き、
テーブル、フットレスト、リクライニングは元の位置にお戻し下さい。
管制塔からの報告によりますと、到着地・成田空港の天候は雨。
気温は摂氏10度とのことです。”
どうだい?摂氏10度だぜ!!
この訴えがみんなの胸に響いてるかい?!(歓声)
もう一回聞くぜ?胸に届いてるかい?!!(大歓声)
まだまだだぜ! 摂氏10度はお前のハートに命中してるかい!!?(大大大歓声)
OK OK OK!! SWEET HONEY、この曲を聴いてくれ
~♪ HEY! 10度~ ドンメイキッバーッ
テイカァサッソーン アンメイキッベェタァァ♪・・・・・(←某・ピアノ弾き語り名曲調)」
あまりのくだらなさに異様な寒気と悪寒を憶えて、目が覚めた。
おのれのギャグの完成度の低さに大いなるめまいを覚えてフラフラしていると、
現在一緒に某歌手のツアーを回っているY.M嬢がジェスチャーで
「きゅびさん、窓の外の景色を見て下さい!」と訴えている。
そうだった。
会津若松での公演の為、東京から郡山を経由して移動している最中だった。
そこで車窓を見て僕は再びぶったまげた。
小春日和も甚だしい、うっすらと汗ばむ陽気の中、
自宅を出発したのはほんの2時間前のハナシだ。
車窓から見える風景は、豪雪。
20mも視界が効かないホワイトアウト状態。
うっかり長袖Tシャツという軽装で出かけた僕は、モロに固まったのは言うまでもない。
ま、これが一昨日のハナシで、昨日も会津若松は超・豪雪。
横殴りと言えば簡単だが、本当に真横からぶん殴られるようなブリザードで、
地元の人も顔色が変わるほどである。
そして本日。あとわずか数時間後には始発の磐越西線と東北新幹線を乗り継ぎ
東京の某ホテルへ直行である。もちろん仕事。
かつて一世を風靡した某腹話術師I氏のディナーショーである。
その方とは長いこと共にツアーをまわり、以来10年ぶりくらいの再会。
否応なく、胸が高鳴ると言うハナシである。
で、月曜日にたった一日だけのオフを過ごした後、
火曜日からは約一週間かけて、旭川・札幌・函館とツアーで出ずっぱり。
本日の天気予報によると、旭川の気温はマイナス9度だそうである。
もう一頑張りで「HEY! -10度~♪」とか歌えそうな感じなのである。
いや、歌いませんけど。
で、更に先のことを言いますと、北海道シリーズが終わったら今度は滋賀県に行くのです。
当然、桜は終わってるっちゅーハナシです。
ゆえに、今年の桜を見る機会は、月曜日しかない!!と。
えぇ。コレが今日の記事のタイトルなんです。
紆余曲折・尾ひれ背びれがずいぶん長くなりました。
さ!寝るべ!!
(乱暴な締めくくりは百も松竹梅!・・・(-公- ;))
20度になると言ってますよ。
I氏のディナーショーですか。
観て聴いてみたいですね。最近、すごく進化してますものね。
金曜日は家周辺は霰まじりで横殴りでした。
会津若松は秋からの朝ドラの舞台だそうですよ。
あっちこっちでのお仕事、会場の中は同じ温度でしょうが
いろんな天気を体験してるのね!
明日、ちゃんと花見が出来る事を!!!

ところで 桜・・お仕事に追えているのではと 勝手に勘違いしてましたが 逆コースもアリなんですね~。
どうぞ 少ない時間を大切に 楽しまれて下さいね。
きゅびさんの ロック大会 桜の花の下で いつか開催して下さい。夢に出て 参加したくなります。
しかも 王子が歌えば チケットもプレミアかも?
連休、本番はなかったんですけれど、まぁ打ち合わせだの
まぁ家族サービスだの、まぁ飲み会だのがありまして・・・。
もうちょっと更新しなけりゃいけませんよね~ドヨォォ─(lll-ω-)─ォォン