お台所に関して。

突然だが、弟子は二人の師匠に同時に仕えることが出来るだろうか?
難解なので、もう少し砕こう。
たとえば、嫁は母の教えと姑の教えとを同時に聞き入れられるだろうか?
・・・よりわかりづらくなってしまった。

すなわちこういうこと。
僕は料理が好きだ。
このブログでは何度も何度も申し上げているが、料理が好きだ。
かつては情熱の半分以上は費やした。

でも、最近していない。
たまに禁断症状を起こして、空のフライパンをゆすったりしている。
まな板を前にして、虚空を見上げながら、千切りの素振りをしている。
使いもしない包丁を熱心に研いだりしながら泣いている。
まるで底なしのアホタレのようだが、欲求を封じられた事態は深刻なのだ。

そもそもこれはひとえに、台所の所有権に関わる問題に起因する。
嫁vs僕。
ジルも颯一郎も料理が出来ないのだから、当たり前の対立だ。
僕も嫁も、料理に対する想いは一緒だが、互いに台所の使い方が大きく異なる。

僕は料理の合間に流しはきちんと片付け、
料理が完成するときには、同時にシンクもすっからかんになっていることに
無上の喜びを見出す。
対する嫁は、手際のよさと瞬時のひらめきを大切にする、スピードスター。
後片付けは文字通り食後にまとめて行う。

形式美と味覚の両立を極めんとする僕を、料理の北辰一刀流とするならば、
光の速さと味覚の両立を極めんとする嫁は、さながら天然理心流。
同じ料理でも、天地の開きがあるのだ。

つまり、相当分かりやすく砕くとこういうこと。
嫁は息子と僕の為、僕は僕の趣味のため、共に台所に立つ。
僕が片付けている横から、どかどかとゴミが出てくるのが、僕はヒジョーに面白くない。
嫁は、急いで食事を調えねばならないのに、隣で大柄な僕がボケボケしてるのが
激しいストレスになりムカツク。
事の結果、台所は20分もすると必然的に決闘場の様相を呈してきて、
互いに包丁を握ったまま、やおら緊張の度合いが高まったりするのである。

この際はっきりさせておく必要がある。
皆さんにも、きっちりと聞いていただきたい。
嫁vs僕。
偉いのも、強いのも、勝利のうちに剣を鞘に収めるのも、
ほぼ嫁である。

きゅびが料理をすればいいじゃない。
そう思う方もおられるだろう。
だが、僕が料理を担当すると、朝ごはんの支度に暗いうちから起床せねばならず、
朝ごはんを食べ終わると同時に、昼ごはんの支度にかからねばならず、
昼ごはんの後片付けが済んで一息入れたらすぐに、
今度は晩御飯の支度にかからねばならない。

これでは100%、完璧に生活は破綻する。
よって、僕は涙を飲むしかないのだ。
だが・・・だが・・・
料理がしたいの。自分で納得のいくものを作りたいの。

だれか、僕の休日に半日でいいから台所を貸してください!
ああっ、一体何なのでしょう、今日の記事は!
・・・残業後、会社から更新しているので、また嫁にコメント欄で怒られそうです。
さ、かえるべ。
Commented by ☆ふーが at 2006-04-06 23:48 x
お疲れ様です。私も、奥様派ですね。後片付けはまとめてします。。・・・が、お料理してくださるのなら大歓迎、お休みの日は、3食お任せしたいですね~~(*^o^*)
Commented by アストラッド at 2006-04-07 00:16 x
うちの台所をお貸しします!さぁ!その腕を存分にふるってください!
Commented by ぷぅすけ at 2006-04-07 00:54 x
ぷぅすけも休みの日だけ3食つくってほしいかも。
あっでも奥サンが料理好きで毎日したいって言うんだったら、
休みの日も出来ないか・・・。
じゃぁ・・・・奥サンに息抜きの日をプレゼント(要するにお出かけしてきていいよ♪)してその間に作っちゃう。んで帰ってきたら料理を振舞う。コレダメ?w
Commented by きゅび at 2006-04-07 01:13 x
■ふーがさん
 うーん、行きたいのは山々なのですが、遠いっす・・・。
■アストラッドさん
 腕を存分に振るいたいのですが、やはり遠いっす・・・。
■ぷぅすけさん
 それ、良い!うん。それ、良い!
 その線で行こう。ひひひ。
Commented by もも。 at 2006-04-07 03:27 x
σ(゜-゜*)は、旦那さま(将来♡)に、いろんな場面でのお手伝いとか共同作業とかをお願いしたいですが、お台所はあたしの管轄にしてもらいたいとか、漠然とですが、思ってます。それは、意地とかそういうのではなく、ただ、奥さんとしての日々の生活のなかで大きな部分を占めるであろうお台所の管理は、やはり奥さんの管轄にして把握をしたい、という意味です。 
お友達とお料理とかしててもそうですが、「一度の(たまに、の)お料理」と「毎日のお料理」とは違って、前者は使いたい食材を使いたいように、と比べ、後者は予算はもちろん今後の使用度なども考えたうえでのお買い物から考える、ですものね。
話が反れました、しかも長々とwwww すみません┏○ペコッ
きゅびさんのお話は↑のようなことではないのですよねww
でも、こーいうタイプのオナゴの心理も存在してる例をあげてみたのでした♥

「きょうは、ボクがお料理をプレゼントするよ。
キミは座ってゆっくりしててね。」
それで万事解決な気がします。 
その想いであるならば、基本、愛情があればこそ成り立つ、
とてもとても素敵な行動なんですものね。゚+.(´∇`*)。+.゚
Commented by hagumi at 2006-04-07 09:12 x
我が家にきてください。。。待ってます♥
Commented by きゅび at 2006-04-07 16:32 x
■もも。さん
 きました!たっぷりのコメント有り難うございます!
 きっと過去最長かと思いますw
 さて、負けずに回答に取り組みましょう。
 
 弘法筆を選ばず、なんて言います。
 宮本武蔵なんかも、刀ではなく身の回りの木の枝などで、
 十分相手を制することが出来たそうです。
 料理も似ていて、ある程度の腕前になると、その場にあるもので
 食べた人をとても幸せにするような料理ができると思います。
 これを極めんとするのが、嫁の流派であり、ももさんのおっしゃる
 「毎日のお料理」なのだと思うのです。
 
 一方、せっかく「・・・のようなことはないですよねww」と
 フォローを入れていただいたきゅびの料理はと申しますと、
 (ありもので料理することも出来ますが)普段料理に接していない分
 一度の機会に注ぐ情熱たるや、尋常じゃありません。
 ももさんのせっかくのフォローをぶち壊すかのごとく、
 使いたい食材を思ったように、時間も納得いくまで使うのですね。
 それはもう、さながら求道のようなものでさえあるのです。
 
 上手くいえませんが、「日々の料理」が愛あるPOP MUSICだとすれば、
 僕の「非日々の料理」は、とんがったロックンロールなわけです。
 嫁の料理が愛ある包帯だとすれば、僕の料理は男の傷跡なわけです。
 ええと、余りにも情熱過多で、論理がぐしゃぐしゃです。
 が、天真爛漫O型なのでこのまま突っ走ります。

 ももさんがおっしゃるように、「台所の管理は奥方に」というのも、
 「愛ある料理のプレゼント」も、とても分かりやすくて納得のいく、
 素晴らしいご意見だと思うのですね。
 ・・・・あれれ?じゃ、それでいいじゃん。・・・・あれ?
 いや、ただ一点ご慈悲をいただけるのならば、
 「男のロックな傷跡・非日々の料理」にも、市民権を・・・一筋の
 光をあててやってほしかったのです。
 ええと・・・書けば書くほど深みにはまって行くようです。
 一体何が言いたかったのだろう?
■hagumiさん
 うーむ、せっかく待っていただいても、やはりちと遠いです・・・。 
Commented by ★香織☆ミ at 2006-04-07 17:56 x
σ(´・д・`) は前半は片付けながら料理も同時進行なんですけど
出来上がってみると大変な事になってて怒られますΣ(ノ∀`*)ペチ
Commented by きゅび at 2006-04-07 22:41 x
■香織さん
 わかりますわかります!
 料理前半は余裕がありますが、炒め物とかをすると
 手が急にふさがりますからね^^
 その壁を乗り越えるとまた新たな料理の楽しさが・・・!
Commented by もも。 at 2006-04-08 07:45 x
フル((・ェ・。)(。・ェ・))((・ェ・。)(。・ェ・))フル なんか、わかりますwww
『今宵のお料理(ランチでもいいんですがw)はワタクシが!』
というときに、豪華な食材になったり、凝った演出になったりするのは、
寧ろ当然だと思いますよー、うん☆ 張り切っちゃうしねw
いいのではないでしょうか? 男性って、こいうとこ、かわぃかったり|∀゚*)

ヾ(´エ`。)ネェネェ きゅびさん。
今回のような場面に於いて、奥様にはなんとお伝えしてらっしゃるのですか?
えっとですね・・・
σ(゜-゜*) なんかが日記とか読ませていただいてても、きゅびさんのお仕事ってすごくすごく大変そう。 時間とかもですし、内容も。
そして同時に、そんなきゅびさんを支えていらっしゃる奥様って、本当に凄いなー:*:・(*´エ`*)ウットリ・:*:・って、いつも感じるのです。自分の心身ではない人間wの日常を、滞りなく不便なく管理する毎日というのは、とても大変なことなのではないでしょうか・・・しかも、いま、カワィイ颯王子さまの育児もあって、ですものね。
そんな奥様が、時間が出来たときにお料理をしたいと・・それがストレス解消?になるといわれるきゅびさんのコトバを聞いて、理解なさらないはずがないと思うのです(嫁さま派❤)。

そしてもう一点。
「男のロックな傷跡・非日々の料理」( ´艸`)ムププのその目的のひとつには、
やはり、「食する相手」が存在するのではないのでしょうか?
お料理というのは食する相手がいなきゃいけない、って意味ではありませんが、そのキモチ無くしては行動にもならないのでは、と考えます。
きゅびさんには素敵な暖かな家族があり家庭がある。
その愛するご家族へのキモチもあって、お料理なさっているのであれば、問題は何にも発生しないと思います❤

きゅびさんのお料理の大部分が‘とんがったロックンロール’だとしても、とんがる理由になるパッション・もどかしい焦燥感・求め得ない寂寥感などを盛り込む味もまた格別ヽ(●´∀`●)ノ
そして時には、少ないシェアであろうとも存在しそうな‘バラード’なお料理も、ぜひ団欒の食卓に。

ボ━━━(●´Å`)━━━━ッ・・・ 朝っぱらから・・・
あたし・・・なにを言いたかったのでしょう・・・・ojz クスンクスン
Commented by もも。 at 2006-04-08 07:45 x
ながっwwwwwwwwwwwwww    ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
Commented by きゅび at 2006-04-08 08:48 x
■再びもも。さん
 お答えいたしましょう。
 
 まず一つ目の質問に関して・・・
 王子が生まれる前は良かったのですが、
 生まれてからはほとんど僕は台所を使用しておりません。
 
 大人は1日3度の食事時間が大体の目安としてありますが、
 子どもの食事のタイミングというのは、大変なのですね。
 そんなときに僕が台所を占拠していようものならば、
 如何に寛大なきゅび嫁も、思わず「邪魔だから、どっか行け!」
 とつい口を滑らせかねないのです。
 
 ご存じの通り、僕は無意味に負けず嫌いな江戸っ子気質を
 正しく受け継いでおりますので、そんな言葉を聞けば
 頭では「ああ、悪い事しちゃったな・・・」とは思いつつも、
 口では「ああ?! 何だと! もういっぺん言ってみやがれ!」
 と言ってしまいかねず、そうなると台所はたちまち
 血で血を洗う凄惨な戦場となりかねないのです。

 晩年の宮本武蔵は如何に戦いを制するかではなくて
 如何に戦わずして相手を制するかが、最も重要だと説きました。
 最近、嫁も僕もこの境地にたどり着きつつあるようです^^
 
 答え→「たまには外で一緒にメシ食おうか?」

 二つ目の質問に関して・・・ 
 いやいやいやいや、それは非常に認識が甘いです。
 ももさんがおっしゃるような、クオリティーの高い動機なんて
 僕の料理には無いのです><;
 
 むしろ、僕の場合は完全なる自己陶酔です。
 「嗚呼、今日のキャベツの千切りはこんなにも細く綺麗に刻めたよ。」とか、
 「嗚呼、今日のお肉はこんなに柔らかく煮込めたよ。」とか、
 自分の技量に惚れ惚れしながら、台所で泣いたりするのです。
 そう、ウザくてキモイのです。

 だから感覚としては、「愛する家族への気持ち」と言うよりも
 自分のとことん納得出来る作品を仕上げて、
 それを食卓に並んでいる者にぶつける。
 さながら、頑固オヤジの経営するラーメン屋に近い雰囲気があるのです。

 あ、ちなみにバラードに関しては日常が全てバラードですから
 どうぞご心配なく^^・・・・・・とか言ってみる今日この頃。
 嫁様の視線が痛いです。
Commented by きゅび at 2006-04-08 08:52 x
■三たび、もも。さん
 長いこめんと、ありがとう^^
 僕は全然気になりませんよー^^v
Commented by hagumi at 2006-04-08 14:21 x
ふなずし用意したら、飛んで来てくれる?
あっハムさんが来ちゃうか( ゚∀゚)・∵,ガハッ!!
Commented by アルピニア at 2006-04-08 14:40 x
私はお料理してくれるのなら、喜んでキッチンを貸しますよ~♪
我が家でも、たまに、、本当にたま~~にですけど、ダンナが作ってくれますが、やっぱり嬉しいものです。 
あ、、でも、台所は凄いことになってて、後片付けにゲンナリしちゃうけどね。。
私も作りながら片付けるタイプなんで・・w
Commented by きゅび at 2006-04-09 00:20 x
■再び、hagumiさん
 フナ寿司、好物なんですよね。僕。本当に行くかも知れませんw
 ところでハムネコさん、消息を絶っているようです。
 どうしちゃったんでしょうね^^;ふなずしで釣ってみてください。
■アルピニアさん
 お。都内のどこかに住んでいるアルピニアさんがそうおっしゃるならば、
 十分射程距離です。
 「僕の」休日に、鍋釜ヤカン包丁他一式かついで
 突然押しかけることになりますよ?いいのですね?いいのですね??
Commented by もも。 at 2006-04-09 04:57 x
バラード・・・が、闘争によってレクイエムになりませんようにww(辛口❤)
・・・とかいってみたりする、この夜明け前( ´艸`)ムププ
あ。2日連続ぢゃん、あたしったら(*゚ェ゚*)!!!

自己陶酔のお台所ですか・・・それは話が変わりますな('ω')ジッ
そーであるなら、あれですね、もぉ、奥様がお留守の時にお料理しましょう♪
Commented by アルピニア at 2006-04-09 22:33 x
私をうならせる料理を作って頂けるのなら、お貸しいたしましょうw
いいのですね? いいのですね?? 
(* ̄m ̄)ぷぷっ
Commented by きゅび at 2006-04-09 23:47 x
■四たび、もも。さん
 凄い時間の書き込みに、驚きです^^
 寝ていないのか、早起きなのか・・・ま、僕も人の事は言えませんが^^;
 僕も、どうやらそれが解決への近道のような気がしています^^
 これからも、ながーいコメントを楽しみにしていますね^^
 どうもありがとうございました^^v
■再び、アルピニアさん
 げげ。ごっつ強気で来られると、僕ちゃん弱ってしまいます。
 引っ込み思案で色白なおぼっちゃまなものですから・・・。
 (怒りを買いそうなので、発言を撤回します。)
Commented by ふた at 2006-04-10 10:53 x
週末は久々に料理をしてました。安いサクラエビが入り、パスタを
作ったり、サラダに入れたりと、遅い花見でした。
ウチの前のサクラもまだ頑張っているけどね。
Commented by きゅび at 2006-04-10 23:56 x
■ふたさん
 あー、ふたさんの家って未だに行ってなーいっ!
 田中(猫)にも直接会ってなーいっ!
 ま、諸々は合宿で話しましょう!^^v
Commented by もも。 at 2006-04-11 00:08 x
これからも・・・となっ('ω')ジッ
言いましたね、言っちゃいましたね('ω')ジッ❤
うん。 書きにきます♪  ホッ・・今日はまともTIME(・∀・)ニヤニヤ
Commented by きゅび at 2006-04-11 02:48 x
■五たび、もも。さん
 いいましたとも。いっちゃいましたとも!
 本当に、返事の書き甲斐のあるコメントをいつもありがとう!
Commented by シム・ at 2006-04-11 19:00 x
コメントは早送りさせていただきました( *´艸`)
(●´・ω・)a ェット…休みの日は台所貸してあげてほしいです。

料理してくれるダンナ様って素敵(*´ェ`*)ポッ
Commented by きゅび at 2006-04-12 19:33 x
■シムさん
 早送り、その気持ちは理解できます。
 ここまでコメント欄が長くなったのは、初めて^^;
 さて、疑問。頼みもしない料理をしてくれる旦那様でも素敵ですか?
by hinemosunorari | 2006-04-06 22:45 | 日々のよしなしごと | Comments(25)

洒落と知性と愛そして無駄の織りなすブルース。


by きゅび
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