緊急事態その後・・・(一)

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あまりの多忙ぶりに、いつもコメントを頂く方々からは、きゅびの体調を気遣うお言葉を頂き、
過労ながらも本当に心温まる思いでございます。
この場を借りて心からお礼申し上げます。

本日、米子より帰京したきゅびは、
「健全な精神は、健全な肉体に宿る」という恐るべき体育会系の持論の元、
皆様の心配をよそに某スポーツクラブにトレーニングをしに行き、先ほど帰宅いたしました。
そうです。とても繊細なブログ記事を書く時もありますが、
元々きゅびは風邪なんかはスクワットやランニングで治す、典型的な体育会系スポーツバカなのです。
どうぞ、お忘れなく。

さて、上の写真は件の母猫です。前の記事で、問題があるとお伝えしました。
写真だと良く分からないのですが、実は彼女、右前足に大怪我をおっていて
ろくに歩けないような状況なのです。
で、おそらくまともに食べ物も探せない。
ゆえに、写真じゃ全然伝わらないですが、彼女はガリガリなのです。

******************************

数日前、プランターに産み落とされた仔猫2匹を先に見つけたきゅびは、母猫はどこに行ったのか、
本当に心配しました。
昔銀次の一件で、産まれた直後の仔猫を育てるのには、大変なエネルギーがいることを知っていました。
仕事に追われる今のきゅびには、そこまでは出来ません。
それはもちろんきゅび嫁だって一緒です。

だから最初に窓越しに彼女を発見したときは、
「やいっ!てめぇ今の今まで、どこほっつき歩いていやがったんだ!」と、怒鳴りそうになりました。
きゅびの並々ならぬ殺気に気づいた母猫は、
窓越しに「ぶん殴ってやる」オーラをメラメラと発するきゅびの姿を確認すると、サッと身構えました。
いや、身構えようとしました。

「!」
母猫の右足はひどい怪我で、肉がざっくりとえぐられていました。
きゅびを警戒して反転しようにも、右足は全く動かず、実際はきゅびに対して半身になっただけでした。
「おめぇ、足怪我してるじゃねぇか・・・・・。」
母猫は窓の向こうでじっときゅびを見続けています。
「・・・・・なんだよ。よく見りゃあ、ガリガリじゃねぇか。
 メシ、何日も食ってねぇのか?」
実際、みすぼらしく見えるほど痩せこけて、後ろ足はひょろひょろだし、
胴体は肋骨が浮き出て見えるほどでした。
「・・・・・その体じゃ仔猫に飲ませる乳が出ないんじゃねぇのか?
 それで、おめぇ食い物を探しに、その動かねぇ足を引きずって・・・・・・」

母猫の怪我の具合を見ようと、きゅびが一歩窓に近寄った時、
彼女はかろうじて動く3本の足で仔猫の方によろよろと近寄りました。
そして、きゅびに背中を向けると、まだ目も見えぬ2匹の仔猫の上に、
まるで我が子をかばうように覆いかぶさったのです。

「あなたの庭先で、勝手をはたらいたのは、私が悪かったの。
 それに、あなたの言うように今の私には、この子達のお腹を満たしてやることすら
 満足に出来ないわ。けどね、たとえこの命にかえてでも、
 子どもたちには指一本たりとも触れさせません。」

無防備な背中をさらしながらも、ピクリとも動かない母猫の声が、確かにきゅびには届きました。
「おめぇ・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「おめぇ、立派だ。
 見上げた根性だ。その心意気、忘れるんじゃねぇぜ。
 ちょっと、待ってろ。」
台所に走るきゅび。
手にして帰ったのは、ジルがまだ幼犬だった頃に使っていた、粉ミルクを温めたもの。
そして、まだ仔猫の上に伏せてじっとしている母猫を刺激しないように、
そっと窓を開けて、彼女後ろにミルクの器を置きました。

「これ、犬用だから口にあわねぇかも知れないけど、ちょっとは栄養になるはずだ。飲んでくれ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
匂いに気がついた彼女は、半信半疑のようで、しばらくはきゅびと器を交互に見ていた。
「なぁ、いいもの拝ませてもらった、ほんのお礼の気持ちなんだ。」
ずっと考え込んでいた彼女だったが、やはり空腹だったのかしばらくするとミルクを飲んでくれた。
何だか彼女と通じ合えたようで、すごく嬉しかった。


                                              つづく

」」」」」当時のコメント」」」」」

☆ふーが☆ お優しいきゅびさんだから、こんなことに何度も遭遇されるのでしょうか・・きっと、神様がお空からみてらっしゃるのでしょうね。。人間であろうと、猫ちゃんであろうと、母性は同じですものね。。わが身にかえてでも。。。守る・・ってところから、涙がとまらないのですけど。。。。
2005/04/04 02:09

osakaken きゅびさん・・アナタのところに生みなさいと神様がこの親にいったんでしょうね・・
ありがとう・・きゅびさん。ナンだか可哀想を超えて・・頑張れと言いたくなる様な状況ですね・・。ほんとに近頃の新聞沙汰の母親や父親に見せてやりたい・・。
2005/04/04 05:16

mykok 母って強いです。良いお話(泣)きゅびさんと猫ちゃん達の縁を感じます。親猫何故怪我したのでしょうーー;切ないですね。
2005/04/04 08:29

きゅび
■ふーがさん
 お優しいというか、なんと言うか、、、神様がいるのなら是非とも
 「頼むから、もうちょっと暇な時によこしてくれ。」
 とクレームをつけたい心境です^^;;
 でも、実際に彼女の姿にはとても胸を打たれました。
■osakakenさん
 見たこともないこともない猫たちのことを「ありがとう」と言えるosakakenさん
 は、とてもすごいと思いました。人間の器ってのを感じます^^;
■mykokさん
 ケンカとかの傷じゃなかったです。たぶん事故だと思います。
 そのくらいひどい怪我でした。
 それでも、子どもを守ろうとする姿勢は、ぐっと来るものがありました。
2005/04/04 10:20

mykok 母親は子供の為なら・・命もいらないものでしょう^^動物も運命がありそうですね^^出会いも別れも。車多すぎます。事故にあわなければきゅびさんの所で子供お産まなかったでしょう。。
2005/04/04 15:35

vmayo うわーん(ノД`)いい話・・・。
きゅびさんとっても優しいですね。母猫も母親としてとても立派だなぁと尊敬します。人間もこれほど立派に親として働いてくれればいいんですけどねぇ・・・。猫ですらできるのに、どうして人間にはできないんだろうって思います・・・。
2005/04/05 13:12

☆ふーが☆ その後の展開は、どうなっているのでしょうか・・心配です。
2005/04/05 15:38

erinaloha 母猫さんは元気にしているかな? ・・・・・
2005/04/05 18:25

きゅび
■再びmykokさん
 そうですよねー。車も多いですし、猫は何故か飛び出しますからね><;
■vmayoさん
 なんと申しますか、弱いものいじめとかはしてたくせに、
 動物にはからきし弱かったです。今も変わりませんな><;
■再びふーがさん
 ご心配をお掛けしております。とりあえず、昨日投稿したのですが、
 エラーで消滅の憂き目に会いました。涙が出てきます。とほほ。
■erinalohaさん
 その後も無事のようです!-^^d
2005/04/07 19:35

はむねこさん ・・・(* ̄ 公 ̄)・・・
・・・
いえ、手抜きではなく・・・コメントが見当たらないのです・・・
2005/04/12 20:27

きゅび ( ゚∀゚)・∵. ブハッ!!丁寧なコメント、ありがとう^^v
2005/04/13 00:21
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by hinemosunorari | 2005-04-04 01:41 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

洒落と知性と愛そして無駄の織りなすブルース。


by きゅび
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