意思の疎通に関する私見。

昨日とは打って変わって、東京は快晴です。
ジルの散歩を終え、カレーとビールを片手に更新しております。
実に心地よい。軽く幸せな昼下がりの一丁上がりです。
大掃除が未だ終わっていない現実など、うっかりすると忘れそうです。

ジルの散歩コースである駒沢公園はいたるところに雪が残っていて、
雪を初めて見るジルは、かなり戸惑っていました。
こんなときに犬と会話ができたらなぁ、と考えましたが
そんなことはてんで野暮なことなような気がしてきました。
「言葉」はコミュニケーションの上で、欠くことのできないものですが
元来、我々日本人の目指すコミュニケーションとは
言葉を超越した意思の疎通、いうなれば「阿吽の呼吸」にあったはずだからです。

優れた役者は言葉以上に「間」でものを言うそうです。
また、優れた文章は言葉以上に行間を読ませるそうです。
確かに名優は沈黙をも使いこなしますし、名作といわれる作品の文章は、的確な数少ない言葉で、
限りないイマジネーションを与えてくれます。

「国境の長いトンネルを抜けると、雪国だった。」

言わずもがな、川端文学の最高峰「雪国」の書き出しです。
涙が出るほど美しい文章がぎっしり詰まった「雪国」。
それでも川端康成の真骨頂は、美しい情景に比喩された、儚さや脆さだと思います。
きっちり行間を読ませているわけです。

ところで、このノーベル文学賞受賞者川端康成の最高傑作の冒頭部分、実はきゅびも大好きで
恐れ多くもしばしばパクっております。

「あーよく寝たと思ったら、寝坊した。」

12/2付けの当ブログ記事、「今朝の出来事」の冒頭部分です。
注意深く読めば、名作「雪国」の書き出しと、大して変わらない事に気がつきます。
はっきりいって、とても陳腐な日常の描写なのですが、
それでも「いけねぇ、寝坊しちまった!」などと書き出すよりは、
遥かに高貴な「文学」の香りが濃密に漂うのです。
川端効果です。
読ませる行間が、きっちりと存在する構文なわけです。

まぁ、話はややそれた感がありますが、
言葉は確かに大事です。
自分の意思を相手に正確に伝える、大きな道具でもあります。
が、しかし、純然たる日本人のきゅびは
言葉を超越した意思の疎通を信じたいのです。

何を言われなくても、相手の立場に立って物事を斟酌できる
そんな器になりたいものです。

「心をもって、心を伝うる。」とは「以心伝心」のことですが
先ほどから、構ってもらいたくてゴミ箱を蹴散らかす諸行を繰り返している
いとしの名犬ジルに、どうにか以心伝心で悪戯をやめるように伝えたい。
いや、やはり怒鳴りながら張り倒すべきか。
悩みは尽きないものであります。

」」」」」当時のコメント」」」」」

∮える∮ 以心伝心・・・私も我が家の猫と心で通じ合いたいですねぇ^^
最近のワンちゃんは室内犬がメインなので寒い所が苦手な子も多いという話も聞きましたが、ジルちゃんは雪の中のお散歩どうでしたか?^^
2004/12/30 16:27

きゅび 最初は挙動不審でした。でも、いつものように億ションのところで1発かましてからは、いたって快調でした^^ジルは室内犬ですが、普段からきゅびの寒いギャグを沢山聞かされているので、寒さには強いのです!
2004/12/30 16:45

はむねこさん 言葉ですか、ん~私もわかりやすい・読みやすい言葉を連ねられたらよいのですが、なかなかうまくはいきません^^;
2004/12/30 22:18

@桃香 ジルちゃん、かわいすぎ!!ヘ(≧▽≦ヘ) きゃーーん♪犬最高!!ヾ(●⌒∇⌒●)ノ
2004/12/30 23:49

★アクアマリン ジルちゃん 可愛い~♪^^ 来年ベビーが生まれたらやきもち妬いちゃうかな?^^
2004/12/31 00:34

きゅび
■はむねこさん
 ともに修行しましょう^^
■桃香さん
 そういえば、桃香さんところのワンちゃん元気ですか?
 屋外にいたので、北海道の冬がさぞかし寒そうです。
■アクアマリンさん
 間違えなく、やきもち妬きそうです。気が重いですねー><;
2004/12/31 05:34
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by hinemosunorari | 2004-12-30 13:00 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

洒落と知性と愛そして無駄の織りなすブルース。


by きゅび
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