恋愛に関する私見。(後編)

こんな風に苦しみながら文章を書くのは、正直初めてです。
ようやく辿り着きました。
長かった。
書いていても長かったし、読み返してみたら、もっと長くて苦しかった。
便秘がちの人なんかは、普段からこのような切実な苦しみを味わっているのでしょうか?
まことにご愁傷様でございます。

えー、3回にわたって焼いてきた大きなお世話も
ようやく今回を持ちまして終了でございます。
皆様も、きゅびも、大変お疲れ様でした。
あと、ちょっとの辛抱です。

歌舞伎の世界ではその日のうちの最後の一幕を「切狂言」、「大切り」といいます。
これは、1日の興行が無事に終わって、大変縁起がいいものですから
「大喜利」と書いたりもして、歌舞伎の中でも華やかな演目が好んで演じられます。

きゅびもそれにならって、最後は明るく楽しく
笑顔で明日につながるような気持ちで記事を書こうと思います。
無理にでも明るく書きます。
多少無理やり下世話な話をするかもしれませんが、笑って許してやってください。
いいや、きっちり笑って示しをつけさせて頂きます。
そんなわけで、最終回は

③相手の言動が不一致だ。 ということに関する私見

でございます。

これはつまりは、あれです。
「チグハグなことばっかり言って、実は浮気してんじゃねーの?こいつ。」
という不審感を抱いてしまう。ということです。

そんなシチュエーションは、不安だらけの恋愛にはつき物です。
というか、むしろ確実についてくる、いわば消費税のようなものです。
では、まったくのお手上げ状態なのでしょうか?
浮気しているかしていないかを判断するのに、たとえば刑事ドラマの取調室のように、
厳しく追及しなければならないのでしょうか?

「よぉ○○、おめぇさん組長の紹介で結婚したっていうべっぴんの奥さん、元気なのかよ?」
「へぇ、刑事さん。
 おかげさまで夫婦ともども細々とじゃあござんすが、
 どうにかやっていけてます。」
「そうか、そりゃぁ何よりだ。
 ところで○○、聞いた話じゃぁ、おめぇさんクラブの××ママとずいぶんいい仲らしいじゃねぇか。あ?
 出来ちゃってんじゃねぇのか?コノヤロウ。
 ××ママっていやぁ、おめぇの組としのぎを削ってる
 鮫島一家の親分の妾じゃねぇのか?コラッ?」
「けっ、よしにしてくださいよ、アホらしい。
 自分でそんな火の粉をポケットに突っ込むほど、あっしぁ馬鹿じゃござんせんで、、、」
「ドアホゥ!!しらばっくれんじゃねぇ!!
 おめぇがかわいがってる弟分の銀二からなぁ、タレこみがあったんだよ、タレこみ!!
 ああ?!シラ切んのも、たいがいにしやがれ!!」
「い、いやっ、そりゃぁ何かの間違えですぜ、刑事さん、、、
 だ、だ、だって、銀二は、、、銀二は、、、」
「俺の信頼するたった一人の弟分とでも言いてぇのか?
 そのかわいい銀二は俺の言うことしか聞かねぇはずだ、とでも言いてぇのか!
 まぁ、おめぇら二人は揃いも揃って孤児院と少年院で育った仲だからなぁ。
 散々いじめられてた銀二を、同じ育ちのおめぇさんだけが ずっとかばい続けたらしいじゃねぇか?
 だっはっはっはっは!
 お涙頂戴の浪花節の最中だが、残念だったなぁ、○○。
 じつは銀二ってぇのはな、切ったんだ。この前。
 兄貴たるおめぇさんを思うあまり、切っちまったんだよ。
 つまりだなぁ、おかまなんだ。」
「え。けけけ刑事さん、、、い、今なんと?」
「わかるか?オカマダ。」
「え、ええっ!?? な、な、なんてぇこった!」
「けっ、泣かせやがるぜ。
 おめぇをこんな世界から足を洗わせるにゃぁ、
 あたしが奥さんになって一肌脱がなきゃ、だってよ。
 てめぇがつまらねぇウソを並べやがるから、
 言う必要のねぇことまで言っちまったじゃねぇか。」
「う、うそだぁ!!、そんなはずはない、そんなはずは、、、、」
「ホモなんだよぉ!」
「うそだ!」
「ウソじゃねぇさ。」
「いや、うそだ!!」
「いいや、ホモなんだ!」
「ウソだ!!」
「ホモでオカマなのだっ」
「や、や、やめてくれぇぇぇ!!!!」
「ちょん切っちまった、おーかーまーなーのーだぁぁぁぁ!!」
「ああああああっ、ぎ、ぎ、銀二ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

話がそれました。
それ方が、並大抵ではなかったので何の話か、さっぱり分からなくなりました。
元々は浮気に関する話でした。

ここにひとつ興味深い事例があるので、ご紹介しましょう。
世田谷区駒沢に住むKさん(仮名)は、かつてたいそう浮気性で
しょっちゅう飲み屋のお姉ちゃんと遊び歩いては、当時の彼女(今の嫁)を
悲しませていました。
  ※Kさんの彼女の名誉のために言いますが、彼女がブスということではありません。
   Kさんの名誉のためにもちょっとだけいいますが、男性が女性にもてたいと思うのは、
   極めて正常に男性ホルモンが働いている証だそうであります。

愛して、信じている人に裏切られ続けることのくるしみは、想像を絶します。
彼女とて決して例外ではありません。
つまり、ずっと裏切られ続けて悲しくないはずはないのです。
けれども彼女は、一度も涙を見せなかった。
ただの一度だって泣いたりなんかしなかった。
どんなにつらくても、彼女はKさんの前ではいつも、Kさんが大好きな
初めて二人が出会った時と同じ笑顔を見せ続けたのです。

Kさんは、そんな彼女が理解できませんでした。
あるときKさんは考えます。
「俺にとって、彼女は何なのだろう?
 彼女にとって、俺は何なのだろう?」
そして、Kさんはその時になってはじめて気がついて、号泣します。
傷ついてボロボロの彼女は、まさにKさん自身の姿でもあったのです。

何があっても、もうこの人を泣かせてはならない。
「必ず幸せにしますから、僕と結婚してください。」
そう頼み込んで結婚してもらってからというもの、自慢にもなりゃしませんが
きゅびは一度たりとも悪さはしてません。
お付き合いで、おねーちゃんのお店に行くことはあれど、嫁にはその旨きっちり報告し
お店を去る際はいかにアフターに誘われようとも、後くされの残らぬよう、
「タケェ金払った分だけ、楽しめたよ。じゃあな。」
とサッパリひとこと言い残す程度の礼節も身につけました。

えー、この事例で何が言いたいのか、お気づきでしょうか?
絶えず笑えといってるんじゃございません。
人間たるもの、「浮気するな」って言ったところで
浮気癖のあるやつは浮気するのであります。
ただ、それと同じくらいはっきりといえることは、環境さえきちっと整えてやれば
人間はいくらでも変容する可能性があるということです。
時間はかかるかもしれない。でも、確実に変わると信じます。

かつて嫁さんは料理が下手くそで、学生時代に「オレンジページ」および
「esse」を年間定期購読していたきゅびの方が、圧倒的に料理がウマかった。
いや、もっと端的に言えば、嫁の飯はマズかった。
だけど、料理の楽しさを教えて、おいしいものを食べさせたりしているうちに
嫁は自分で料理を作り出し、今じゃきゅびなんかてんでかなわない腕前です。

辛抱強く、根気良く働きかけるならば、人間は必ず変わります。
「浮気をされた」と嘆くよりも、相手の意識がこちらを向くような環境を作るべきです。
浮気を笑って許せるのが大人なのではなく、
浮気をしないように相手を教育する手腕と根気を持っているのが大人なのです。

ようやく、本当にようやく
3回に及んだ「恋愛に関する私見」の結論にたどり着きました。
すなわち、恋愛の成就に不可欠なものそれは
愛情に裏打ちされた、努力であり、度胸であり、辛抱であると思うわけです。
以前、喜怒哀楽に関してでも書きましたが、
「楽しい」だけじゃ恋も世の中も成立しないのであります。

数え切れないほどの人間がいる中で、出会いなんてホンの偶然です。
偶然出会った恋が、たとえつらくても、不安だらけでも、がたがたのヘボイものでも
出会えた偶然に感謝しながら、甘えず、投げ出さず、自分に向き合って精進するなら、
あなたと、あなたの相手は、必ず変容します。

そしてもし、どんな出会いであれ、あなたが良い方向に変化したのであれば、
その出会いは「偶然」とは言いません。
それは「必然」に導かれた「奇跡」なのであります。

あー、徹夜になっちゃいました。
さて、最後にこの記事を締めくくるのにふさわしい台詞をひとつ。
「恋愛」にまつわる格言を調べていたところ見つけたものなのですが、
記事を書いているうちにとても好きになりました。

「ねえ。あなた。話をしながらご飯を食べるのは楽しみなものね。」

                             墨東綺譚/永井荷風

もう少ししたら、嫁をたたき起こして共に朝飯を食べようと思います。



」」」」」当時のコメント」」」」」

アストラッド (*´□`) ァ゙ー!!読んでたら涙が出てきたよ、きゅびさん
夫婦ってなんだろって最近よく思うよ 結婚10年目にして真っ暗闇に落ちたみたい
ソシテワタシハオットヲセメルコトスラデキマセン・・・・
2004/12/22 12:03

吉田主任 第3編 身を削られた記事に感謝致します 物事を斜め方向しか見ることができない私も素直に読めました 恋愛について考える機会を与えていただいたことは良かったです 何かの拍子にまた読み返しに来ると思います 
2004/12/22 14:39

ririka34 必然に導かれた奇跡・・・・・私もいつしか夫婦とゆうものを考える時期がありました・・・・ 何が一番大事なのか・・・何をしなければならないのか・・・・
そんな事に迷った時も・・・。何度も読ませてもらいますね・・・
2004/12/22 14:50

m⇔k 共に 朝ごはん・・・ええ旦那はんや (ノω・、) ウゥ・・・
2004/12/22 16:46

うさうさごん Kさんの話がいつの間にか・・・きゅびさん自分で白状しちゃってるしw
2004/12/22 17:29

はむねこさん うさごんサン・・・誰が突っ込むか楽しみにしておられたかもしれませんよ><b
さて、ん~・・・あぅぅ・・・三回目になってもまともなコメントができそうにないっす。どうも恋愛とかに苦手というか、臆病というか、めんどくさい!?というか・・・
仮に私がKサンの彼女だとしたら、相手の好きなようにさせてしまうでしょうねぇ。たとえ浮気をやめてほしくても・・・この考えだと悲しい恋愛になってしまうのでしょうね^^;
・・・ちなみに・・・銀二的趣味はござーません!!
2004/12/22 18:32

☆やすたん★ とても感動しました。この話ではKさんと彼女二人の想いによって必然的な奇跡が生み出された訳です。「本当に大切なものが何か」ということをとても考えさせられました。最後の格言はとても理想的で、幸せな関係だと思いますよ。これからもお幸せに♪
2004/12/23 06:05

kissme0726 もう朝ごはん食べたかな^^   o(´○`)o アァーーーン♪
2004/12/23 09:52

azteca23 確かに!涙が浮かんでおりました 歳は取るものですね(涙腺弱ってます)
人間は変わるものなのですねぇ いやーよかった
2004/12/23 13:20

きゅび
■アストラッドさん
 コメント、ありがたく読ませていただきました。
 夫婦ってなんだろう?ですか。
 これまた、難しいお題ですね^^;
 ともかく、説教くさい文字ばかりの記事を最後まで読んでいただいて、
 うれし、ハズカシです。暇なときは、また是非お越しくださいませ(*_ _)人
■吉田主任さん
 最初に主任さんに共感してもらって、随分楽に身を削れるようになりました。
 感謝していただきましたが、むしろσ(・ω・。)こそ
 逆に感謝にリボンつけて主任さんにお返しいたします^^v
■ririka34さん
 ひー。「何度も読む」というのは、物凄く嬉しく、有難いお言葉なのですが
 今回は同時に物凄く恥ずかしいです><;;
 言葉は語弊がないように慎重に選んだつもりですが、
 読み返しにたえられる文章とは思えないので、これまた恥ずかしいです。
 本当に、たんすの中に隠れてしまいたい気持ちであります。
■m⇔kさん
 ブログで徹夜して「ええ旦那はん」と言われることはマズないので、
 とても救われた気分です^^
■うさうさごんさん
 最初は偽名で隠し通すつもりだったのですが、
 皆さんが想像以上に真剣に読んでくださっていることを思い出し、
 偽名で通すのは卑怯者だと感じたので、結局白状してしまいました^^;
 知り合いも読んでいるブログですので、ハズカシさ、倍増です><;

2004/12/23 14:20

きゅび 要約ということが苦手なことは自分で承知しておりましたが
コメントの返事が長すぎて1回では済まなくなるとは思いませんでした。
全角で、1000文字までだそうです。皆様ご注意ください。

■はむねこさん
 ともに苦労しながら3回を乗り切ったような、不思議な連帯感があります^^;
 お疲れ様でございました^^
 ちなみに、きゅびも銀二的趣味はございません!たぶん。
■やすたんさん
 暖かいコメント、ありがとうございます^^
 仕事と更新でいっぱいいっぱいで、
 全然皆様のブログに遊びにいけないのですが、
 わざわざお越しいただいた上に、コメントまで残していただくのは
 本当に心苦しいです><;重ねて、感謝いたしますとともに、
 正月は暇人なので、がしがし遊びに伺います^^!
■kissme0726さん
 お久しぶりです^^多忙につきσ(・ω・。)⑨ボール全然やってないんですが
 時間できたら、また対戦しましょう^^v
■azteca2さん
 上のやすたんさんのお返事にも書いたのですが、
 全然伺っていないのに、わざわざのぞきに来ていただいて、
 とても嬉しいコメントまで残していただくってのは、
 物凄く義理を欠いているようで、心苦しいです><;
 アステカさんのブログで知り合った方は、皆さんコメントを残してくださって、
 本当にいい人たちを紹介してくださった事、感謝いたしております(*_ _)人
2004/12/23 14:23

スシファイ 妻が風邪引いてて最悪の休日だ。詰まらん。駒沢のKさんてバタヤンのことかと思ってたら、きゅびさんだったのね。今更恥かしがるな。コックを切った話ってのは何?貴方の創作?どっかからの引用? ()
2004/12/23 15:30

★アクアマリン とってもいいお話ですね~^^ 愛していても付きまとう不安・・・ 信じられないのか?とか言われると もちろん信じてるんだけど 人間魔がさすってこともあるだろうとか思ってしまうことだってある 特に自分が弱ってるとき、自信が持てなくなってるときに陥りやすいですね^^; 「初心忘るべからず」出逢った頃の いとおしい気持ちをお互いにいつまでも忘れずにいられたら きっと大丈夫だと信じています^^
2004/12/23 15:38

vmayo いい話だぁ・・・。浮気するな浮気するなって言っても無駄なんですよねぇ。浮気させない環境を作らなきゃいけないですよね。浮気されたことのある私もそう思いますw浮気する人は何回痛い目にあっても浮気をするってよく言われますけど、浮気をしたことで、その時の彼女(彼)の大切さをわかった人は、2度と浮気しないと思います。それがきゅびさんなんでしょうねぇ^^相手の大切さって、何か事件が会った時ぐらいにしか、なかなか感じられないんですよね(´・ω・`)
2004/12/23 16:28

きゅび
■スシファイさん
 奥さん、かぜかぁ~。直りにくいぞ><;
 σ(・ω・。)半月以上たってようやく治った。お大事に。
■アクアマリンさん
 そうですよね^^生活が忙しくなると、初心を思い出す暇もなくなっちゃいますが
 そういう大事な時間は努力して確保しなきゃ、いけませんよね^^
■vmayoさん
 相手の大切さが身にしみて分かったとき、
 世の中のたいていのことはあきらめられると思いました。
 自分が幸せになるには、この人の幸せが必要条件だと気づいたのですね^^
 
2004/12/24 02:16

スシファイ ご心配どうも。昨日一日寝込んでたらもう治った。良かった良かった。一人じゃ詰まらん。忘年会OR新年会よろしく。 ()
2004/12/24 21:23

∮える∮ 奥さん素敵な方ですね^^
私もこの記事には深く共感してしまいました。男って女で変わると思うんです。男が浮気をしないように育て上げるのも、女の腕の見せ所だと思っていますw
2004/12/25 18:53

きゅび ■すしふぁいさん
 それは何より^^v
 もしかして、「妻」と「ツマ」らんって、かけてた?
■えるさん
 そうですよね!
 猛獣使いのセンス、ひつようです。ん?猛獣使い?
2004/12/26 07:07
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by hinemosunorari | 2004-12-21 14:40 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

洒落と知性と愛そして無駄の織りなすブルース。


by きゅび
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