エースの条件

えー、今回は少々私的な趣味の分野について書こうと思います。
それは何かと申しますと、わが国においてとても多くの競技者人口を誇りながらも
なぜかいまだにマイナースポーツの感が払拭しきれない、バスケットボールのことであります。
小学校4年生の頃から現在に至るまで20年以上もバスケットを愛するきゅびとしては
誠に悲しいことであります。

ひところ、「スラムダンク」という大ヒットした少年漫画の効果で
社会的な脚光もかなり高まり、真剣にプロリーグの発足か?とまで言われたのですが
国内実業団リーグの観客動員を考えると、かなり強引な議論だった感があります。
そして案の定、現在のところリーグ発足までには至っておりません。
かつて学生時代に人気を分かったサッカー部・バレーボール部の人たちの
あざ笑う声が聞こえてきそうです。

さて、きゅびは現在のところ、2つの趣の異なるチームに所属しています。
ひとつは社会人ばかりの実業団チーム、もうひとつは学生・社会人混在のクラブチームです。
その両方のチームメイトにはこのBLOGの宣伝をしました。
足跡を残さぬ謎の訪問者の正体は、どうも彼等というのが真相らしいです。
今回の記事はそんな彼らにも目を向けた記事なのであります。

ご存知ない方のために申し上げますが、
バスケットボールはとても面白く、また奥深い競技です。
なぜかというと、個々の特性を活かしたところで勝負できるからです。

例えば、天才卓球少女愛ちゃんがK-1レスラーの曙とリングの上で殴る、蹴るの勝負したところで
どうやったって勝ち目はありません。これは、あたりきしゃりきです。
でも卓球勝負ならば、体重差もものともせずに愛ちゃんが勝利できるわけです。

同様にバスケットボールの競技において、自分の対戦相手がどう見てもすごくウマいし、早いし、強い。
そんな相手だったとします。
果たして勝負にはならないのでしょうか?

いや、なるのです。
バスケットのいいところは、たとえ1対1でかなわなくても
5対5での試合の運び方を間違えなければ、結構いい勝負が出来たりするのです。
いい勝負が出来るって言うことは、
サッカーやホッケーと違ってポコポコ得点が入るバスケにおいては
うまいことやれば、勝てるということを意味します。

では、うまいことやるためには何が必要かということを
学生時代に2度のリーグ戦ベストプレーヤーに選ばれたきゅびが説教をぶつというのが、
今日のテーマです。(←過去の栄光をさりげなくひけらかしてみた。)

まずやはり、うまいことやるためにはチームプレーの大切さを認識しなければなりません。
サッカーなどのほかの球技を見ていても分かりますが
大事なことはチームの中において、しっかり機能することなのであります。
チームに求められることが何なのかは、人によって千差万別です。

パスを供給する人、得点をする人、リバウンドを取る人、相手をブロックする人
ディフェンスで相手にへばりつく人などなど。
5人全員が得点王を目指したところで、チームとしては機能しませんし、
ましてや5人全員がリバウンド王を狙ったら、それこそ競技にすらなりません。
自分の役割を正しく把握して、その役割に特化した存在になる。
これこそが、チームを勝利に導く姿勢といえるでしょう。

役割とはちょっとちがうかもしれませんが、
チーム内のエースプレーヤーたる人こそ、その姿勢が最も強く求められます。
「エース」というと、それが持つ言葉の意味から連想して
得点をビシバシ重ねる人のように思われるかもしれません。

しかしそれは、ちょっとちがいます。
きゅびは得点王のタイトルは人生で一度も取ったことがありません。
がしかし、嬉しいことに「エース」といわれ厳しいマークを受けたことは
何度となくあります。

なぜか?
それは、チームが苦しいとき1本の鮮やかなパスや相手の嫌がるディフェンスなど、
得点以外で傾きかけた試合の流れを元に戻す、
そんなプレーを出来るプレーヤーだったからにほかなりません。

誤解を招かぬように、付記しておきます。
上に書いたことは、すべて過去形です。
ちなみに現在のきゅびはと申しますと、勝手に察するに、
「かつて名プレーヤーといわれた、ただのもの好きなおじさん」
または、
「昔は凄かったかもしれない、ただのフォアグラ」
というかんじなのであります。

さて、きゅびは競馬は一切やりませんが、かつて競馬ブームの頃その道の達人に話を聞いたところ
やはり、同様のことを言っておりました。
つまり、あらゆる状況において勝利することは事実上不可能なのだということ。
勝利するためには、ある限定された条件下のレースにおいてのみの
プロフェッショナルになるべきということです。
それ以外の条件での勝負は一切しない。
勝てる要素が激減するからですね。

そう考えると、先ほどの天才卓球少女愛ちゃんとK-1レスラー曙の勝負のたとえは
我ながら実に的を得たものなのであります。
現在バスケットをプレーする多くの人に、この事実にはやく気づいて
より深く、より楽しく競技生活を送ってもらいたいものです。

さて、現在の所属チームにおけるきゅびの役割とは何かを考えてみました。
これは大切なことです。
それによって努力の方向も変わりますし、目標の設定も変わるからです。
当然ですね。

きゅびが思う、きゅびのチーム内で求められること。
自信を持って断言します。
それは、「切れ味の鋭いセンスあふれるオヤジギャグ」に他なりません。

おあとがよろしいようで。
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by hinemosunorari | 2004-12-11 10:52 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

洒落と知性と愛そして無駄の織りなすブルース。


by きゅび
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