きゅびが馴染んだ昭和の時代は
「馬鹿は風邪ひかねぇ」
なんていったものですが、時代は平成。
紀宮様も婚約するってぇご時勢です。
いやはやたまげた、たまげた。
あ。
エー、冒頭から話が横道にそれそうになりました。
ともかく、平成になると馬鹿でも風邪ひけちゃうのです。
σ(・ω・。)、単刀直入に咳がヤミクモに出ます。
なんか、ずーっと喉がイガイガイガイガしていて、なんとも具合が悪い。
まだ今年の風邪を味わっていない幸福な方のために申し上げると、
今回の風邪は高熱が出て、日常生活に支障をきたすわけでもなく
干からびてミイラになってしまうほど、とめどなく鼻水が出て
家中をごみティッシュ地獄にしてしまうわけでもありません。
でも、「あ、楽勝じゃん」とはいえないのです。
イガイガと、カラ咳。
このマイナーな症状のもたらす責め苦は
あたかも真綿で首を絞めるように、
じわじわと日常を圧迫するのです。
今日はもう夜もふけたので、
きゅび家における風邪っぴきの惨たんたる迫害事情を紹介して
眠りにつきたいと思います。合掌。
■いやな感じの症例 その1
もし、あなたの家にかわいいけど馬鹿な犬がいたとして、
そいつがいたずらをやめない場合どうしますか?
きゅび家の場合、喜びも厳しさもすべて身をもって味わわせるという
SMチックなある種古代ハムラビ法典にもどこか通じる、独自のしつけ理念にのっとり、
「ゴルァァァ!!」の気合一発とともに張り倒すのが、しきたりです。
が、しかし、このいまいましいイガイガのおかげで
「ゴルァァァ!!」が、「ご、、ごほごほごほ」になってしまい、
逆に犬から同情的なまなざしを投げかけられてしまう始末。
ああ、屈辱。
■いやな感じの症例 その2
風邪気味かな?と思ったときなど
「よし、今晩は暖かい鍋でも食べて(←正しくは、鍋物)風邪を吹き飛ばそう!」
なんて、おもいませんか?
たまたまうちには先日の長島温泉帰りに
JR名古屋駅で購入した味噌煮込みうどんなるものがありました。
で、早速嫁に頼んで作ってもらって
二人並んで晩御飯を食べていたんです。
σ(・ω・。)は猫舌なので、土鍋の中で「くつくつ」いっている
うどんなんか口に入れたら大変なことになってしまいます。
これ、火を見るよりも明らか。
そこで当然の行為で「ふぅ~、ふぅ~」としようとしただけなんですが、
どうも大きく息を吸い込むと自動的に咳に変換されちゃうみたいです。
今年の風邪。
「ふぅ~」の口の状態で咳き込んだもんですから、
口許にあったれんげの上の味噌煮込みうどんは、見事にテーブルとカーペットを汚しました。
真横に鎮座する嫁のケーベツのまなざしにざっくりと串刺しにされながらも、
散らかしたものを片付ける、なんともけなげなきゅび。
そして、改めてスープを飲もうとレンゲをうかつにもすすったときに、第二の悲劇が襲います。
まぁ、だいたい察しはつくかと思いますが、
再度「ぶほっ、ぶほっ」と咳き込んでしまいました。
拭いたばかりのテーブルとカーペットを再度汚して
舌も火傷。
容赦なく突き刺さるケーベツのまなざしで、今こうして生存していられるのが不思議なほどです。
ああ、屈辱。