きゅびの、ひねもすのらりノウタリン。

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埼玉県鴻巣市より。

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昨日は早朝から深夜まで埼玉県鴻巣市にて仕事でした。
以前「きゅび」の名の由来について語った際、成り行きで照明家という職業を明かしましたが、
今日はきゅびの仕事のことを少々書こうかと思います。

一口に照明といっても実はジャンルはとても細分化されています。
まぁ、大雑把に言うならば
①舞台照明
②スタジオ照明
③建造物のライトアップ
といったところでしょうか?

③は、読んで字の如くです。ビルやタワーのイルミネーションですね。
②は、写真撮影だったり、映画の撮影だったり、テレビの収録だったりします。
きゅびが生業としているものは、①の舞台照明です。

①も細分化しだすと、はっきり言ってきりがありません。
芝居、ミュージカル、ロック、演歌、舞踊、オーケストラ、企業のコンベンションなどなど。
ジャンルの数だけその分野に特化したプロがわさわさいます。
ちなみにきゅびは年間の仕事の9割が音楽関係で、残り1割程度が
ストレートプレイ、またはミュージカルですね。

写真は調光室といって、客席と舞台のすべての照明を操作する場所です。
一般の方には全くなじみのない光景ですが、日本中のホールのこの調光室という場所が
言ってみれば、きゅびの仕事場です。
ホールによっては、年に何回かは「バックステージツアー」などと銘打って
日頃見られないステージ裏などを見学できる企画を行なっていたりします。
あなたの街の劇場でもきっとやっているはずですから
どうしても暇でしょうがないというときは、参加してみると意外と面白いですよ^^

さて、会社はというと自宅から徒歩で10分くらいのところにあります。
そこでは主に打ち合わせをしたり、製図したり、デザインしたり、伝票を切ったり、
機材のメンテナンスをしたり、テレビを見たり、コーヒーを飲んだり、背中を掻いたり、
上司のギャグに無理やり笑ったり、自分のギャグで部下を無理やり笑わせたり、しています。
なんだかなぁ^^

ま、会社はなくてはならない場所なのですが、正直に言ってしまえば
きゅびは会社なんぞよりも、リハーサルスタジオだったり、コンサートの現場だったりにいるほうが
断然好きです。

レコーディングなんかは、繰り返しの鑑賞に堪え得るべく何度もテイクを重ねて、
最高のクオリティを追及しますが、きゅびが生きているコンサートの場は、すべてはライブ。
お客様もキャストも文字通り一期一会の一発勝負なワケで、
きゅびは、そんな鳥肌が立つような緊張感という麻薬に、すっかりイカレてしまって
この世界が大好きになったのであります。

さて、これよりツアーで九州に出発します。
約一週間ほど向こうにいます。
その間、初の携帯からの投稿とかしてみるつもりです。
しばらく留守にするので、嫁のことも愛犬ジルのことも、ちょっと心配ではあります。
そんな苦労を承知で、きゅびと一緒にいてくれる嫁。
何できゅびが嫁に頭が上がらないか、おわかりになりますでしょ?^^


」」」」」当時のコメント」」」」」


うさうさごん なんか夢のあるお仕事です(*´・ω-)bネッ
気をつけていってらっしゃい♪
2005/01/31 14:16

tissot3 とあるスポーツの会場にて
場明かり落としてピンで選手を追う時に・・・
卓のヤツが寝てました
当然次回からは他の業者を手配!それ以来そことは顔を合わせてませんね~
照明もPAも、キンチョーするので卓には付きたくないな~
2005/01/31 15:07

はむねこさん ほっほー なんとなくショーが見れてうらやましいなと思いましたが、実際は仕事なんで大変なんでしょうね^^;
携帯投稿お待ちしております♪
・・・コメントは見れないと思いますが・・・任せてください(☆д☆)クワッ!!
2005/01/31 16:19

m⇔k 了解(●`・ω・)ゞデシ!! ジルと奥様は はむに守らせまふ!
2005/01/31 16:27

スシファイ 俺は食事が弁当多いのが苦手だったね。あと旅先のベットも腰痛持ちにはきついよな。で、ストレートプレイって何だ? ()
2005/01/31 18:47

吉田主任 !! クリエイティブでかっこいい~♪ 予想外でしたww
2005/01/31 19:06

vmayo ツアー!どのアーティストなんだろう・・(*´∀`*)
体を壊さないように、頑張ってくださいね♪風邪にも気をつけて!
2005/01/31 19:19

kissme0726 ( ○'ー')つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
σ(・_・) ワタシは3月に押尾コータローのライブ行くのよ^^
照明を感じながらきゅびさんのお仕事でも(・・*)。。oO(想像中)しようかしら^^
2005/01/31 20:03

☆やすたん★ いい嫁さん見つけたねぇ~♪
2005/01/31 21:12

★アクアマリン お仕事頑張ってネ♪ 行ってらっしゃ~い☆(*^-^*)ノ▽”フリフリ
それにしても この時期に家を空けるのは心配だろうな・・・
早く帰ってきてね!^^
2005/01/31 23:15

きゅび
■うさうさごんさん
 九州は意外や意外、寒くて参っております.
 雪なんか降ってたりします.いたたたたたた。
■tissot3さん
 あははははは^^笑い事じゃないですけれども、情景は目に浮かびます.
 決定的な瞬間にかける思い入れ、サッカーにも通じると思うのですが、
 いかがなものなのでしょう?
■はむねこさん
 好きでやってることなので、あまり大変とは思いませんが、
 本番のときはお客さんやキャストの一挙手一投足に配慮しながら
 オペレートしていくので、楽しむというよりも気を使いますね^^;
 今日はたまたま宿泊ホテルにネット環境があったので更新できましたが
 それ以外のときは、お願いしてもいいですか^^?
 ぴの彦さんのところと一緒で大変でしょうけれども^^;
■m⇔kさん
 エムケイさんにも、お願いしたいと思います.
 よろしくお願いいたします^^v
■すしふぁいさん
 最近では業界の主流は「ホットミール」です。ま、給食ですな。
 ストレートプレイってのは、ミュージカルじゃない純然たるお芝居のこと。
 台詞のみって言うやつですね^^
■吉田主任さん
 ほうほう^^; きゅび的にはむしろ、予想のほうに興味があったりします^^
■vmayoさん
 現在携わっている人までは、さすがに公表すると迷惑がかかる人がいそうなので、
 もったいぶって伏せておきます。
■kissmeさん 
 ^^。 コンサートの最中は押尾さんに集中してあげてください。
 きっとツアーの方もそれをのぞんでいらっしゃるとおもいますよ^^!
■やすたんさん 
 はい!きゅび生涯のファインプレーとでも言いましょうか.
 本当に出会えた奇跡に感謝です^^
■アクアマリンさん
 はい^^
 そうなんですよ^^心配しだすときりが無いのですが、
 きゅび嫁はかなり根性が座っているので、大丈夫だと信じています.
 (先日の掲示板のメッセージも含めて)ご心配頂いて、本当にどうもありがとう^^!

2005/02/01 01:14

ももこ姫。 (」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」オオオオオッッッ
なんと、そのようなお仕事だったのですねー!!!
σ(゜-゜*)も、これからも、舞台関係者さまとはお付き合いのあるお仕事に就きます。
2005/02/01 03:19

ryoma2005 きゅびさんは、照明屋さんだったんすね。僕も、15年ほど芝居の世界にいましたので、友人に照明屋や音屋がいます。でも、ツアーとか大変ですね。仕込みや撤収は地獄だし。小さな地方公演の手伝い程度ですが、僕もしたことがあります。トラブルはつき物だったり、ほんま大変っす。でも、素晴らしい色の組み合わせや、ダイナミックなシューティングをみたりすると、「ああ、やっぱプロはすげー」って素直に思います。お身体に気をつけ頑張ってください。
2005/02/05 23:08

きゅび ■ももこ姫。さん
 (」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」(」゜ロ゜)」オオオオオッッッ
 そうだったのですか^^;
 もしかしたらどこかでお会いしてたりして(≧∀≦*)
■ryoma2005さん
 「プロはすげー」のことば、そのままryomaさんにお返ししますよぉ^^
 芝居の世界にいたのは以前読みましたが、15年とはしらなかったです^^
 名古屋にはいい劇場が沢山あるので年間20回は必ず行きますよ^^v
2005/02/06 21:53
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by hinemosunorari | 2005-01-31 11:56 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

男の時間。(二)

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さて乾杯が済み、一通り近況報告などを終えると
きゅびには、やらねばならぬ仕事がありました。
そうです。いかがわしいDVDやCDRの返却です。
先日ブログに書いて、嫁にも「早く返してしまいなさい」と、きつく申し渡されている品々。
厳重に偽装され、幾重にも安全対策を施していたにもかかわらず
このDVDがいかがわしい事が嫁に露呈してしまったのは
今もってきゅび家における大きな謎だったりします。

「広さん、これ。例の品物なんだけど、酔っ払っちゃう前にお返しいたします。」
といって手提げ袋に入れてきた品物を広さんに差し出す。
きゅびはその手提げ袋一つでこの場に来ました。
理由があるのです。
それは、泣く子も黙る×××なDVDを広さんの元に返して
今日この場から手ぶらで帰ってくる、その始終を嫁にまざまざと見せるためなのです。
そうすることが、きゅびと嫁との関係修復の第一歩なのです。

きゅびは意地でも手ぶらで帰る必要がありました。
ことさら嫁には「じゃ、今日これ広さんに渡して、それっきりで帰りますから。」と
不自然なくらい何度もアピールしましたし、何よりもきゅびは来週ずっと九州の空の下。
そんな状況の中で、嫁の母が娘の出産準備のために、上京するのです。
万が一にも、いかがわしいDVDなどが発見される事は無いのですが、
何せ相手はきゅび嫁を育てたお人。
万が一は無くても、億が一程度の奇跡なら軽く引き起こすバイタリティーはお持ちなのであります。
当家の本人が留守中に、そんな事態になった日にゃあ、
どの面下げて東京に帰ってきたらいいのか、きゅびには分かりません。

そんなきゅび家の修羅場事情など、全く知る由も無い広さんは、どちらかというと
「奥さんが入院しちゃうんじゃ、きゅびもさぞかし切なかろう。
 よしっ。ここは俺が一肌脱いで、×××なDVDの最新作をドバーッと用意してだなぁ、、、」
などと、当事者に言わせて貰えば極めて勘弁してくれ的な
ちょっとベクトルの違う甲斐性を、猛烈に発揮してしまう人なのであります。

事実、DVD一式を返却したとき広さんは
「きゅびの家庭に波風を立てるようなことしちゃって、済まなかった。本当に、ごめん。」
と、口では言いながらも
「どう?これ?よかったでしょ。よかったでしょ?
 いいんだよ、テレなくったって。うははははは。このスケベヤロウ。」
と目でゴリゴリ訴えて来ました。
男にしか決して分からない、声なき会話です。

広さんが自分のカバンに手をやり、中を探ろうとした時
きゅびの悪夢の予感は、ほとんど確信に変わっていました。
広さんが最新作DVDをどっさりとテーブルに広げる光景が
とてもリアルに感じ取れたのです。

「愛する家族のために、ここで断ち切らねばならない!」
きゅびはそう思うが早いか、カバンの中を丁寧に探る広さんに言いました。
「なぁ、広さん。ちょっと待ってくれ。
 俺今日は何も預からないよ。手ぶらで帰るんだ。
 広さんから預かっていたDVDを全部返して、綺麗な身体になって家に帰るんだ。
 嫁とも約束した。
 俺は自分の潔白を証明したい。
 だから、今日は絶対に手ぶらで帰るんだ。
 手ぶらじゃなきゃ、困っちまうんだ。」
広さんはカバンの中を探り続ける。
「なぁ、ひろさん。聞いてるか?
 俺、今日は手ぶらで・・・・・。」
「なんだよ、きゅび。
 何か事情があるなら言ってくれよ。
 俺、知らなかったからさ。
 でもまぁ、これだけは酔っ払う前に渡しとかねぇとな。
 これ、もって帰ってくれ。」

そういって広さんが渡してくれたものは、安産を祈願するお守りだった。

「ここさ、うちの近くの神社でさ
 昨日の朝一番で行って貰って来た。
 俺、十八で上京してから願い事はずっとここにしてるんだ。
 うちの嫁が長男坊を出産するときも、
 長男坊が普段つけてるお守りも、うちの車につけてる交通安全のお守りも
 全部ここなんだよ。
 だから絶対大丈夫だ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぁ、広さん。」
「実はさ、安産祈願するにゃあ「犬の日」ってのがあってさ、
 ホントはその日にお札貰うと一番なんだけど、
 俺、一日間違えちゃってさ。
 犬の日じゃねぇんだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぁ、広さん。」
「ん?なんだ、きゅび。」
「ありがとう。本当にありがとう。」
「バカ、いいって、そのくらい。
 それよりさ、鍋。ぼちぼちいいんじゃねぇの?」

広さんは、憎たらしいヤツなのであります。
きゅびはちっちゃい頃からケンカしたって泣いた事など記憶にないのに、
危うく30半ばで居酒屋で泣かされるところだったのであります。
同じ年だったらば、照れ隠しで確実にぶん殴ってたと思います。
悔しくてきゅびは酔っ払ってしまいました。

結局夕方始めた二人の宴会は、きっちり終電まで続きました。
最初に鍋を頼んだきり、その後はひたすらお酒ばかり重ねる
お店としてはかなり収益率の悪い客だったに違いありません。
でも、おかげで仕事の話だったり、女房の話だったり、冬桜の話だったり、
そりゃあもうたくさんのことを語り合いました。

男が男として、男と過ごす時間。
久しぶりに、濃密な心地よい時間を堪能しました。
なぁ、広さん。俺あんたに出会えたことは、本当に財産だよ。ありがとう。
そして、また呑もう!                    

                                  きゅび

*****************************************************

そういえば、広さんは「冬桜。」気に入っていただいたらしく
パソコンの壁紙は「冬桜。」のタイトル写真だそうです。
で、おまけに息子がいい年齢になったら、「冬桜。」を読ませてやりたいから
プリントアウトの仕方を教えてくれといってました。

広さん、そんなことしなくたって大丈夫だって。
あんたの背中見て育つ子供にゃ、こんなもん何の必要も無いよ。
ああ、息子さんは日本一の幸せもんだなぁ・・・・・


」」」」」当時のコメント」」」」」


はむねこさん ありそうなオチを期待してしまっていた、私をお許しください^^;
例えるのは失礼かもしれませんが、TVにしたら30%取れそうなお話ですね(〃∀〃)♪
2005/01/29 21:05

m⇔k ええ話や…(ノω・、) ウゥ・・・  ひろさんやっぱええ男や (〃∀〃)♪
2005/01/29 22:53

きゅび
■はむねこさん
 どうなのでしょうかね^^?σ(・ω・。)ほとんどテレビ見ないんで^^;
■m⇔kさん
 さすがm⇔kさんっ、お目が高いっ!
2005/01/30 00:09

★アクアマリン ほんと 広さんはきゅびさんにとって かけがえのない人だって思いました
安産祈願 私からも精一杯お祈りします^^
2005/01/30 01:31

ぴの彦 1・2話まとめ読みしました。コントかと思いきや…すっかりしてやられましたw
お守りってその物自体に意味があるんじゃなくて、その「気持ち」に意味があるんですよねぇ
2005/01/30 14:10

☆やすたん★ 友達って・・・やっぱりいいよね なんかそれ以上言えないや(つω;`)
2005/01/30 18:10

∮える∮ 広さん・・・やはり私が想像していた通りの素敵なお方です・・・涙
広さんのような方、どこかに転がってませんかね?^^;
2005/01/30 18:30

きゅび
■アクアマリンさん
 安産祈願、有難うございます^^;
 経験者から言われると、何だかほっとしますね^^
■ぴの彦さん
 そうなんですよね!
 きゅびは罰当たりな人間なので、信仰心などまるで無いのですが
 多忙でクソ寒い中、わざわざ早起きしてまでお札を取ってきてくれた
 その心意気に、すっかりしてやられちゃいました><;
■やすたんさん
 うんうん。わかります。
 記事を書いたきゅび自身、「ありがとう」しかいえませんでしたから^^;
 やすたんさんもお忙しそうですが、息抜きを織り交ぜながら
 ほどほどに頑張ってくださいね^^
■えるさん
 ううむ。女性の方はやはり目が確かですね^^;
 広さんのような方は存じませんが、広さん自身はきゅびと似たような仕事ゆえ
 日本中いたるところに出没し、転がっている可能性はあります^^
2005/01/30 23:42

三井花子 良いお友達をお持ちで!!大事にしてくださいね!!
2005/01/31 07:14

きゅび あれ?あれ?確か、朝はパソコン開かないと言ってませんでしたっけ?^^;
2005/01/31 10:53
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by hinemosunorari | 2005-01-29 19:46 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

男の時間。(一)

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ついに、やっちまった。
このタイトルのことであります。
「男の時間。」
他意はないのでありますが、夕刊紙や実話系週刊誌の
30代以上の男性読者だけが胸をときめかせながら読むページのような、
何だか卑猥な響きです。
他意はないといっておきながら、うっかりすると反省してしまいそうな自分が情けないです。
何故「男の時間。」かと申しますと、舞台は数日前にさかのぼるのであります。

当ブログに掲載した「冬桜。」をきっかけに、広さんと連絡が取れて
是非呑もう!という運びになり、
寒風吹きすさぶ大都会東京の、割と西のはずれの方の二子玉川という小さな街の、
おしゃれな店が立ち並ぶ場所の割と隅っこの方にある居酒屋の、
これまた一番隅っこの席で我々は久しぶりに再会し、乾杯したのであります。

午後6時40分。
まだお客様もまばらな店内で言葉は少ないながらも、
「けっ。俺たちは通じ合ってんだもんね。」
というような怪しいオーラを発しあう一見年齢不詳、しかし実は30代半ばのオヤジ二人組。
発する口数は少ないながらも、万感の想いが詰まったアイコンタクトはブロードバンドなのであります。
お店の可愛い看板娘が、ビビリながらジョッキを届けてくれるのも、
全く分からない話ではないのであります。かわいそうに、小娘め。

そして、乾杯の儀。
御発声は広さんであります。
目の前に冷えたジョッキがドスンと置かれた瞬間、二人の目つきは変わります。
広さんはどちらかというと、目覚めたばかりの二日酔い明け石原裕次郎のような
とろんと潤んだ目をしていましたし、
きゅびはきゅびで、昼寝から覚めたばかりのジルのような、今ひとつ焦点の合い切らない
ボケボケした目をしていたはずです。

それが一転「ドスン」の音で、広さんはさながらトリガーに指をかけたデューク東郷のような
それはそれは厳しい目つきになり、
きゅびもすかさず、必殺!の京本政樹が悪人を仕留める時に見せる、
切れ味鋭い目つきに豹変します。
広さんは口では
「じゃあ、まぁ、何は無くとも、お疲れ様でございました。乾杯。」
と、穏やかに御発声をしました。
しかし、そこに漂うオーラはむしろ
「よござんすね。よござんすね。入ります。」 とか、
「待った無しです。」
「勝負。」
というものに限りなく近く、ジョッキを手に鍋をはさんで座る二人が、
何故か物凄く緊張感を高めあうという、ふしぎな構図が一丁上がってたりするわけなのです。

「かぁぁぁ、んめぇ!」
「んんんんん、うまぃ!」
ビールの喉越しを楽しんだ後に発せられるこの言葉。
これによって二人の目の険しさは、何故か徐々に和んでゆくのであります。


                           え?こんなので「つづく」にしちゃっていいの?!

                           時間が無いからいいのです。。。。。つづく               

」」」」」当時のコメント」」」」」

m⇔k  ズベッ(ノ_ _)ノ 
2005/01/29 16:04

はむねこさん 酒は飲めないながらもその風景には、酔えますな(〃∀〃)♪
2005/01/29 16:54

うさうさごん 不完全燃焼・・・(`ζ.´)
2005/01/29 18:25

きゅび
■m⇔kさん
 まぁ、まぁ、続きますから^^;
■はむねこさん 
 いやいやいやいや、酔えるというよりも、近寄りがたいですぞ^^
■うさうさごんさん
 はい、そこでくすぶらないで次ぎ行きましょう♪
2005/01/30 00:14

☆やすたん★ ビール・・・うまいよなぁ~♪ 一緒に俺も飲みたいものです♪
2005/01/30 18:07

きゅび いいですよね!今度是非ご一緒しましょう!
但し、きゅびはバルサミコスは飲みません。(*_ _)人
2005/01/31 00:55
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by hinemosunorari | 2005-01-29 14:55 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

冬桜。(番外編)~2度の裏切りと懺悔。

昨日のこと。
広さんにメールで「冬桜。」のことを伝えました。
その半日後、きゅびの私的アドレスにメールがあり、
日程を出すから、ぜひとも飲もうという知らせ。
あまりの前向きな姿勢が、嬉しくもあり恐ろしくもあります。

本編では書けなかったのですが、実は僕はもう1度広さんを裏切っています。
深い後悔の念に駆られて、白状するのですが
この記事を読まれるのが、きゅびと同じく30代の既婚男性であることを信じます。

今から約2年前、ふとした話の流れから、
広さんより何とも激しい○○○なDVD&CDを借りることとなりました。
仕事もプライベートも綿密に事を進める広さんは、きちんと会社の封筒にそれらを納めて
万全の偽装を施してくださったのは流石の一言に尽きます。

しかし、国税局と世の中の女性というものは
まことに目利きなものであります。
きゅび嫁は仕事関係の資料棚に置いておいた(つもりの)封筒を目ざとく見とがめ
「ちょっと、きゅびさん?これは、なにかしら?」
と、ある日穏やかな口調できゅびを質しました。

時間にして、ほんの数秒間。
息詰まる腹のさぐり合い。

経験上、穏やかな口調の裏には、熱く燃えたぎる怒りの炎が渦巻いていることを知っていました。
「くっ。シドロモドロになってはいけない。
 焦ってはいけない。落ち着かなければ・・・・」
と、思えば思うほど思惑は絡まり、口はもつれ、目線は下がる始末。
「あ、あ、あ、、、あのですね、それはですね、その、、、
 ええと、なんだ。ほら、、、、」
「あら。この□□□って、広さんの会社の封筒よね?」
「・・・・・・・・・。」
「ねぇ、きゅびさん?
 これは、あなたが自分でお店に行って、自分のお金で購入したものなの?
 それとも誰かから回ってきたものなの?」
「・・・・・・・・・。」

きゅびには嫁が大岡越前か遠山の金さんに見えました。
お白州で裁きを受ける、あの場面です。

「ち、違うんだきゅび嫁よ。これには深いわけが、、、。」
「あら、こんなDVDにどれほど深いわけがあるのか、聞かせていただけるのね?」
「あ。いや、そうではなくて、、、」
「さぁ、話してご覧なさい。」
「あわわわわわ。
 ここはどこ?私は誰?」
「ここは駒沢。あなたはきゅび。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「す、すみませんでした!
 きゅびはどうしても要らないって言ったのに、
 ひ、ひ、広さんがこれ最高だからもっていけって、、、ああっ、広さんのバカっ!!」
「ふ。お前ら、つくづく見下げ果てた性根よのう。」
「・・・・・・・・・・・・・。」

と、まぁ、、、
かくかくしかじかなワケでございまして、、、、

ひろさんっ、すまん!!
今度酒飲むときに、必ず持っていきます!!


」」」」」当時のコメント」」」」」

m⇔k びゃははは (≧ω≦)b 奥さん すごっ!!!^( ̄(00) ̄ノノ"☆ ブヒブヒッ 
2005/01/25 18:15

そうだぁ!早く返却しましょう。。。
あと、もうすぐ「ややこ」が誕生します。
身辺整理もお願い致します。 ()
2005/01/25 18:16

うさうさごん ( =①ω①=)フフフ 隠すだけまだ思いやりが、、、
ややこ誕生したらぜひお写真UPして下さい(*´・ω-)bネッ
2005/01/25 18:42

スシファイ ダビングしておねがい。 ()
2005/01/25 18:57

きゅび
■m⇔kさん
 なにかにつけて、すごいのです。
 歯が立ちません。
■嫁さん
 身辺は清らかです。
 過去が汚れているだけです。
 お願いですから、こんなところで夫婦漫才はやめましょうよ。
■うさうさごんさん
 もちろんですとも!
 きっと写真撮りまくりだと思います^^;
■スシファイさん
 いつに無く素直且つ率直ですな。切実なのでしょうか?
 一見スシファイさんらしくないですが、
 実はもっともスシファイさんらしいです^^
 あ、これ嫁と共同見解です^^;
 
2005/01/25 19:42

azteca23 とてもおもしろかったです 女性にはセクハラになっちゃうのでしょうかねぇ
ズバリ!正常な男なら見たいでしょう!
2005/01/25 20:38

☆やすたん★ きゅびのお嫁さんも、ブログやればいいのにww
なんか・・楽しそうww
2005/01/25 21:47

きゅび
■azteca2さん
 ナイスフォローでございます!
 この場ではこれ以上の返答が出来ないのが残念です。
■やすたんさん
 「あたしはやらないわ」だそうです。
 ネタで吊るし上げられる予感がしていましたので、ほっとしました。
2005/01/25 22:13

はむねこさん 激しい○○○・・・えっと・・・激しいはむお・・・
・・・
・・・~( ̄▽ ̄~)(~ ̄▽ ̄)~
2005/01/25 23:38

☆あんづ 妄想癖が激しいはむおさん・・・(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
きゅびさん嘘がつけない方なんですね~( ..)φメモメモ
2005/01/26 00:57

ryoma2005 冬桜の、バックグラウンドストーリー+αとして読ませていただきました、きゅびさんも、広さんも、人間臭くて、いいな~。奥様のレスも最高でした。
2005/01/26 01:13

紅の流離人 オ─ハ─ツ─ゥ─ヽ(―― o ――〃)ノ─ヨ─ロ─チ─ク─!!  (≧_________≦*)ププ
奥さん お体大切にね~~^^
2005/01/26 02:04

吉田主任 (´゚ω゚):;*.':;ブッ マルサだ・・・・
2005/01/26 02:25

kissme0726 (/-\)いやーん
2005/01/26 03:51

ririka34 タハーッ(ノ∀`)ゝ 奥様と同じような事・・
遠い昔に言った事あるような気がします・・・ 
2005/01/26 15:17

∮える∮ 夫婦漫才のように見えてなりません^^いつまでもそんな夫婦でいてくださいね^^
2005/01/26 21:28

スシファイ せつじつ。割と。 ()
2005/01/26 23:08

きゅび 仕事で横須賀に終日下りまして、ただいま帰宅したところです。
たくさんのコメントを頂きながら返信が遅くなりまして、すみません(*_ _)人
■はむねこさん
 ええと、、、踊ってごまかしたところで、意味が分かりません><
■あんづさん
 早速のコメント、有難うございます^^
 嘘ですか?つけそうな気はするのですが、過去についた嘘は全部ばれております。
 この結果を考えると、今後嘘をつく気が失せますな^^;
■ryoma2005さん
 そうですね^^その読み方が適切かもしれません^^
 いずれにしても、広さんは魅力的な人です^^
 嫁のコメントに関しては・・・・・
 きゅび的には直接電話で伝えてほしいものであります><
■紅の流離人
 先ほどはお邪魔させていただきました。
 嫁の心配をしていただいて、有難うございます。
 こんなブログですが、また是非お立ち寄りくださいませ^^
■吉田主任さん
 はい。厳しいつながりです。
 逃げおおせられる気がしません。
■kissme0726さん
 こんな事件も日々起こるわけなのです。
 是非とも、いい人を見つけてくださいませ!
■ririka34さん
 げ。
■えるさん
 いつまでもこのままですか?!きゅびが心労で死にます。
■スシファイさん
 ( ゚∀゚)・∵. ブハッ!!
 端的に伝わりました。トンタに相談してみよう。
 
2005/01/27 01:20

三井花子 素敵なお嫁さんに( 。^_^)/□☆□\(∂。∂* )カンパ-イ!
2005/01/27 07:57

きゅび ■三井花子さん
朝早くから乾杯させてしまって、すみません><;
2005/01/28 01:30
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by hinemosunorari | 2005-01-25 17:59 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

アバウト きゅび。

さて、「アバウト きゅび。」なのであります。
確かに、きゅびは何かにつけてアバウトなO型人間ですが、
タイトルはそんなことを言いたいのではありません。
きゅびがハンゲームで「きゅび」なるIDを作ったのが、二、三年前。
以来、「きゅびってなぁに?」と対戦者から質問されること、多数。
そして去年の11月。同じIDでブログをはじめました。
以来、「きゅびってなぁに?」と質問されること3回。

隠すつもりは毛頭ありません。
話す必要など大して無いと思っていたのです。
が、今後ももしかしたら誰かから尋ねられるかもしれないことを思い、
今日ここに「きゅび」の由来を紐解く決意をするに至ったわけなのであります。

このブログの挨拶掲示板をご覧になった方なら
恐らく目にされていることでしょうが、
一番最近「きゅび」の由来に疑問を持ったのは、去年暮れからもっとも掲示板を活用されている
m⇔kさんであります。彼女は「きゅび」の由来を推理してくださいました。
あまりにユニークだったため、紹介させてください。

『きゅうり嫌い→きゅうり見るだけでビビル→なのできゅうりびびる・・きゅうびびる・・・きゅび。』

素晴らしい独創性です。
以前、吉本興業の社長さんが
「関西人にはお笑いのDNAが潜在的に備わっている」
と言ったことを思い起こさせます。
が、違います。

きゅびは、映画をよく見ます。
以前記事で好きな監督はスタンリーキューブリック氏と書きました。
その敬愛するキューブリック監督から「きゅび」とつけたのが
正解かと思いがちですが、その実、違います。

きゅびは、お酒が好きでビールをぐびぐび飲み、日本酒をちびちび飲みます。
実は、「ぐびぐび」と「ちびちび」を足して2で割った語感が「きゅびきゅび」。
何だか舌を噛みそうなので、1回で十分よかろうという発想から「きゅび」。
これが正解であろうかと思われる方もいるかもしれません。
が、違います。

みなさま、中国の古くからの伝説で太平の世の中に現れるという幻の狐をご存知ですか?
太陽の化身とも言われる瑞獣。
金色の体毛に包まれ、尾が九つある「九尾(きゅうび)の狐」といいます。
その大変縁起の良い狐の尾は生まれたときは1本なのですが、
成長して神通力が備わってくると先が9本に裂けるそうです。
その、時代をも動かすといわれる尾にあやかって「きゅうび」→言いやすく、「きゅび」。
というのが正解とおもいがちです。
が、違います。

ところで、話の飛躍が得意なきゅびですが、飛躍します。
一見とても飛躍しているようで、実は飛躍していないかもしれませんので、注意してください。
きゅびの名刺の肩書きは、「LIGHTING DESIGNER」などと書かれています。
「ライティング・デザイナー」。
ぶっちぎりの和製英語です。
知り合いのアメリカ人に話したところ、さっぱり意味がわからないと言っておりました。
日本語で書いて日本人にも意味が通じないものが、
英語で書いたところで、アメリカ人に理解されないのは、前田のクラッカーなのであります。
まぁ判りやすく言えば、学芸会の照明係を究極まで発展させたような仕事をしています。

3年ほど前、モーニング娘を脱退したばかりの市井沙耶香という女の子がいました。
その子と、シャ乱Qというバンドのキーボードを担当していた、たいせーという人と、
オーディションで発掘した吉沢直樹というギタリストの3人でユニット結成の運びになりました。
ユニット名は「市井沙耶香in CUBIC CROSS」。
で、その全国ツアーの照明を担当させていただいたのが僕。
そのグループはその後、飛ぶ鳥を落とす勢い、、、いやいや、
飛ぶ鳥が落ちる勢いで失速していき、
ついにはセカンドアルバムを出す前に解散してしまいました。
バンドが消えるか消えないかというそのころ、
僕はハンゲームIDを何にしようかと思案中でした。

ふと、「せめて僕の中でだけでも、このバンドを生き続けさせよう」と思いまして、
「キュービック・クロス、、、ログインするのにやぁ、ちょっと長いなぁ。
 キュークロにすっか?あ。なんだよ。先客がいるじゃんか。ち。
 ええと、ビッククロスってどうだ?何だかプロレス技みたいでいいぞ。
 ビッククロス、、、、。
 ?
 すげぇ、タイプしにくな。なんだ、こりゃ。
 じゃ、略してビックロスはどうだ?
 ”びっくろす”っと。
 何だか字面が、バカみてぇだな。やめやめ。
 キュービッククロスからビックロスを取ろう!
 キュー!
 短すぎだ。1文字増やそう。
 キュービ!
 キュウリみてぇだ。伸ばすのやめよう。

 きゅび!!

 おおっ、きゅび!!なんて呼びやすく書きやすく親しみやすい名前だ!
 これでいこう!」

ネーミングの神様が僕に降臨した瞬間でもありました。
こうしてきゅびが生まれ、それ以来
私はきゅびなのであります。

お騒がせして、申し訳ありません。


」」」」」当時のコメント」」」」」


☆やすたん★ えぇぇ!? マジで!? そっち方面の人だったんですかぁ~ww
芸能人見れていいなぁ~♪ (小者的発言ですみませんww)
2005/01/25 03:53

うさうさごん オオーw(*゚o゚*)w 実はわたしもずっと謎だったの( ・ノェ・)コッチョリ
スッキリ(屮゚∀゚)屮
2005/01/25 04:21

アストラッド (*゚ロ゚)ホ・(*゚ロ゚)ホーーッ!!・・で市井ちゃん可愛かった?(もっと小物的発言)
2005/01/25 09:53

きゅび
■やすたんさん
 ふふふ。昼夜関係ないですし、ツアー初日前なんかプレッシャーでメシはのどとおらないし、嫁はおっかなく、ジルはバカです。好きだからやってられるってのが共通項ですね^^;
■うさうさごんさん
 もやもやが晴れるのは、気持ちいいモンですね^^
 すっきりして何よりです^^
■アストラッドさん
 あまり芸能人っぽくない、すごく普通の女の子でした^^
 あの頃のアイドルには珍しく、自分の言葉で何かを人に伝えられる、
 等身大の自分というものをしっかり持った女の子というのが印象です。
2005/01/25 12:13

vmayo うわぁ・・すごい!芸能人!!
私、きゅびさんの名前よりきゅびさんの職業の方が気になってたので、それもわかってよかったですwライティング・デザイナーって見て、書く人かと一瞬思っちゃいました(笑)
2005/01/25 14:51

きゅび 一粒で2度おいしかったですね^^;
WRITEではなくて、LIGHTなのであります。発音の違いに注意が必要です^^
2005/01/25 15:13

ririka34 そうだったんだ~~~ 本当に親しみやすいいい名前だよね^^
ルービックキューブからではなかったようですね・・・・w
2005/01/25 15:58

はむねこさん 九尾の狐のあたりでちゃぶ台に手をかけてしまいました。(ノ-_-)ノ~~┻━┻
それにしても、意外なところから名前が来てるものですねぇ^^少し親しみがわきました(〃∀〃)♪
2005/01/25 16:44

三井花子 スゴク長い説明で大変よく分かりました・・・かな?
2005/01/25 17:49

きゅび ■ririka34さん
 そうか。その手もありましたね^^!
■はむねこさん
 そのリアクションこそ、まさにきゅびが望んででいたものです!
 さすがはねむこさん^^これからも宜しくお願いします^^v
■三井花子さん
 分かっても分かっていなくても、花子さんの人生には
 全く支障がないことは保証できます^^ははは・・・・><;
2005/01/25 18:06

会社で何をやっているのでしょうか?
早く帰宅しましょう! ()
2005/01/25 18:11

きゅび 直ちに帰宅いたします。いや、だから電話してください。
2005/01/25 18:17

azteca23 九尾で納得してたところにズッコケテ さらにビックリ!
ぼくも疑問に思いながら印象に残るIDだと思ってました~
2005/01/25 20:47

m⇔k (・ω・)ゞありデシ☆ ようやくゆっくりと眠る事ができまふ(〃∀〃)♪
σ(o・ω・o)のきゅうり論 当たりかと思ってました・・・( ̄▽ ̄●;)ゞぽりぽり
2005/01/25 21:46

きゅび
■azteca2さん
 意味が分からないですからね^^「きゅび」ってw
 九尾が、ナイスフェイクでした^^v
■m⇔kさん
 ( ゚∀゚)・∵. ブハッ!!
 なにはともあれ、書くきっかけを与えてくださって、有難うございました^^
2005/01/25 22:18

∮える∮ なんと。背景には元モー娘の存在があったのですね!
しかし引っ張りましたねぇ。個人的には中国の伝説に心奪われましたが^^
2005/01/26 21:24

きゅび ■えるさん
 意外だったことと思います^^;
 引っ張り方が尋常じゃなかった分、さらに意外さが強調されたかも?^^;
2005/01/27 00:59
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by hinemosunorari | 2005-01-24 23:34 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

ようやく終わりました。

「冬桜。」
(一)~(五)まであります。
長々とすみません。
是非、「1月の目次」から探ってみてください。

たまたま犬の散歩中に見つけた花が、記事にするきっかけとはいえ
広さんはきゅびのにとって、とても大きな影響を与えてくださった人です。
故に客観的にかけなくて、おかげでこんなに長くなってしまいました。
お暇なとき、眠くなりたいとき、ただ無性に字が読みたいとき、等など限定で、
飲み物やお菓子のひとつも用意してから、
大きな心でかなりボサッと、なおかつ休憩をはさみながらお読みくださいませ。

本人、及び関係者はすべて実在するため、
どうしても抽象的になってしまうのが、残念です。
きゅびはこれに懲りて、当分は長いものは書かないと思っていますので、
かなり、多めに見て許してやってください。

                              義理にはあついが、財布は薄い。
                              平成の自称ナイスガイこと、きゅびより。


」」」」」当時のコメント」」」」」

はむねこさん 記事の更新時かんを見て・・・少し唖然としております(´・д・`)
個人的には、長い文章および私的な事柄が嫌いではないので、また機会があったらよろしくお願いします^^本当にお疲れ様でした(〃∀〃)♪
2005/01/23 10:46

m⇔k 読んでいて おもしろいので またがんばって書いて下さい。
ジル物語なんかいいな~(〃∀〃)♪
2005/01/23 11:48

きゅび
■はむねこさん
 いつもいつも読んでいただいて、しかも大体が筆頭コメント。
 本当に恐縮です^^読むのもお疲れ様でした^^
 これに懲りずに、今後もよろしくお願いいたします^^
■m⇔kさん
 あちゃー、ジル物語ですかぁ^^;散歩といたずらと食事とンコが今のところ
 やつの全てだからなぁ、、、む、難しいです^^;;
 あ。でもジルに彼氏でも出来たら、ドラマになるかも!!
2005/01/23 12:57

ririka34 きゅびさんの文、とても興味深いですよ~時間のある時にゆっくり読ませて
いただきますね^^ 冬桜・・
2005/01/23 16:13

うさうさごん 文才皆無のわたくし、、、うらやましぃですw
2005/01/23 19:02

スシファイ すっかす長文ばかりだな。読んでて疲れる。。。じゃなくて書いてて疲れないの?(^_^;)流石文学部。じゃなくてバスケ部だったか。 ()
2005/01/23 20:39

ryoma2005 僕は長文でもOKですよ。冬桜は非常に印象深いお話でしたし、次を読むのが楽しみでした。きゅびさんの感性で、書き続けてください。
2005/01/23 21:45

きゅび ■ririka34さん
 ありがとうございます。ドライアイに気をつけてくださいませ。
■うさうさごんさん
 うさうさごんさんのところでの詩、伝わってきますが^^;
 随筆には、文才なんか関係ないと思います^^
■スシファイさん
 おー、ひさびさ^^
 書き出したら引っ込みがつかなくなっちゃって、結果徹夜する羽目になった。
 ところで、今度は花見だね。今から楽しみだ。
■ryoma2005さん
 いやはや、なんとも。ありがたいお言葉でございます^^
 大体仕事から帰ると、0時ころというパターンが多いので、
 ryomaサンのところにはチョコチョコよらせてもらってます。
 なんか、馴染みの飲み屋さん感覚ですかね^^;;
2005/01/23 22:23

vmayo いつの間にか5まで?!
今日は眠いので、明日ゆっくり読ませてもらいます・・・。
2005/01/24 04:13

如月煉 一気に総て眼を通して仕舞いましたわ。
客観的に書けぬ分、其の精神力もかなり消費されたところでしょう。
思い出すに辛い思いもされたでしょうが、文字に気持ちを乗せる事に依り
きゅび様の気分が少しでも晴れた事を祈ります。
2005/01/24 09:27

★アクアマリン 長くてもいいんじゃないですか?^^ きゅびさんの言葉は しっかりとみんなの胸に届いていますよ!^^ これからもp(*^-^*)q がんばってぇ~♪
2005/01/24 10:20

vmayo やっと全部読ませてもらいましたー^^
長くても、良い内容なら絶対読みますよ♪きゅびさんの文はいつも感動させられます(ノД`)
2005/01/24 13:49

吉田主任 しかし、どうして感動しちゃうんだろう・・・・悔しいw
2005/01/24 13:55

スシファイ 全部読んだら良い話だったヨ。
大丈夫もうすぐ長文書くネタが産まれる、おっと、生まれるから。(*^_^*) ()
2005/01/24 20:19

きゅび
■vmayoさん
 仕事が忙しく、三話からは丸一晩かけて徹夜で書きました。
 いつの間に、、、といわれるのも分かります^^
■如月煉さん
 有難うございます。
 正直なところ、広さんが離れたところあたりは泣きながら書いてました。
 でもこうして皆さんから温かくコメントしてもらって、とても救われています。
 気分が晴れたというよりは、地獄に仏でしょうか?
 いずれにせよ、積年の胸のつっかえが少しは楽になりました^^
■アクアマリンさん
 折に触れて色々気にかけてもらって、ありがとうございます^^
 掲示板に書けばよかったのですが、嫁が「ご心配頂いて、有難うございます」
 と、いっておりました^^
■再びvmayoさん
 そう言って頂けると、少しは立つ瀬があります。どうもありがとう^^
 今後も喜怒哀楽を織り交ぜて、スカスカのブログにならないよう
 精進しますから是非とも、暇なときはお立ち寄りくださいませ^^
■吉田主任さん
 感動できるということは、感受性が高いのではないでしょうか?
 僕は文筆家でもなんでもありません。
 それでも感動できるというのは、
 読み手としての能力の高さの証だと思うのです。
 僕もいつまでも寅さんを見て泣けるハートを持ち続けたいと思います。
■再びスシファイさん
 ありがとう。←素直。
 ネタが産まれると同時に、長文を書く暇が消滅しそうな予感^^;
2005/01/25 03:21

☆やすたん★ 一冊の小説を読み終えた心境です。
人生もうやることもないかな?と思っていたけど、まだまだ人間に飽きるには早すぎたようです。というのをまざまざと実感させられました。
2005/01/25 03:50

きゅび ■やすたんさん
 すごい時間まで起きてますね^^;人の事は言えません。ニアミスでした^^
 全部読んでいただいた上に、きっちりとコメントも残していただき、
 頭が下がる思いです。やすたんさんの身の回りにも、きっと広さんのような方が
 いらっしゃると思います。その思いやりに気づいてあげられるのは
 やすたんさんだけです。殺伐とした世の中になりつつあるだけに、
 そんな小さな輝きを是非とも埋もれさせないでください^^v
2005/01/25 12:19

∮える∮ 遅らばせながら今一気に読みました。
広さんに涙涙です・・・。次回長編作も期待しちゃっていいですか?^^
2005/01/26 21:19

きゅび ■えるさん
 読んでいただいて、本当に有難うございます。
 こうして有難いコメントをいただけるのも、
 広さんの人柄なのだなぁとおもう今日この頃です。
 いい人と巡り合えるというのは、幸せですね^^
2005/01/27 00:54
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by hinemosunorari | 2005-01-23 05:12 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

冬桜。(五)

b0182613_7303143.gif

広さんの会社が、いや、広さんがプロジェクトを降りるという噂を聞いたのは、
発足から丸一年ほど経った2000年の冬頃だったと思う。
自分の耳を疑った。
「嘘だろ、おい。」
あわててすぐに広さんのところに電話をしたのを覚えている。

「忙しいところ、ごめん。
 なぁ、広さん。プロジェクト降りるって本当か?」
最初は「やぁ、きゅびさん。最近飲んでないねぇ。」なんて、はぐらかしていた広さんも
そのうち黙ってしまった。
僕はむきになって広さんを問い詰めた。
「自分から降りたのか?
 そんなわけねぇよな。約束したもんな。この事業ずっと成功させていこうなって。
 俺と約束したもんな!
 何で急に辞めるとか言い出すんだよ。
 手に負えなくなったら、急に投げ出しちまうのかよ?
 それで、終わりなのかよ!
 あんた、そんな無責任な人だったのかよ!」
「・・・・・・・・・・・・。」
「広さん、黙ってないで、なんか言ってくれよ。なぁ、くそっ!」

散々なことを、僕は広さんに言放って、電話を一方的に切った。
広さんは電話の向こうで黙っているだけだった。
それが尚のこと、僕をいっそう寂しい気持ちにさせた。
裏切られたような、置いてけぼりにされたような、そんな辛い気持ちだった。

けれども事情は一転した。
電話から半月ほど経ったあるとき、初めて僕は真相を知った。
このプロジェクトチームの制作元の会社のデスク担当である
真樹と言う女性と別件で話をしていたときに、彼女が教えてくれた。
広さんはプロジェクトを外されること。
その理由は総合顧問とのたび重なる摩擦によるものだということ。
そして、広さんは所属している会社自体も、辞めてしまうかもしれないということ。

最初に、広さんが僕らの代わりに、顧問との交渉をすべてやってくれたことがすぐに思い浮かんだ。
そして、僕が顧問に怒鳴り込みに行くのを静止した広さんの真剣な目つきも。
電話口で、辛辣に広さんのことを罵った自分の言葉が胸に蘇った。
悪意に満ちたその言葉が、今度はそのまま僕に突き刺さった。

「俺が我がままを通そうとしたばっかりに、、、、、
 その度に広さんは苦心して上を説得してくれてたんだ。
 俺が我がままを通そうとしたばっかりに、広さんの立場を悪くしてたんだ。
 俺が広さんから何もかも奪ったようなものだ。」

自分のしでかした事が取り返しのつかない過ちのように思えた。
広さんが苦心して僕らにもたらしてくれた僅かな恩恵と、
結果的に僕らが失ってしまったものの大きさを秤にかけた時、
そして何よりも、広さんから僕が奪い去ってしまったものの大きさを考えた時に、
僕は生まれてはじめて震えた。

あらゆることよりも、広さんはこのプロジェクトを大切に思っていた。
そのことを一番知っているのは、間違えなく僕のはずだった。
資料に穴が開くほど真剣に目を通している広さん、
電話が嫌いな割には、とても応対の良い広さん、
年甲斐もなく若い格好で、女の子に笑われてた広さん、
飲み屋のおねぇちゃんがウンザリしてるのに、一人息子の自慢をし続ける広さん、
怒鳴りあった翌朝にはけろっと忘れて、笑いながら話しかけて来る広さん、
きっとこうなることを予見しながらも、僕が顧問に怒鳴り込みに行くのをやさしく制止してくれた広さん、
そして、電話で一言も弁解をしなかった広さん。

思い返してみれば、このプロジェクトに関わった一年間は、必ず広さんがいた。
どんなときの記憶にも、必ず広さんがそこには、いた。
笑ったり、怒ったり、酔っ払ったり、泣いたりした広さんが、必ずいた。
人間臭い、本当の男の広さんが、必ずいた。
そして本当の僕は・・・・・

僕は、このプロジェクトをこれっぽっちも愛してなんかいなかった。
本当は、ただ広さんと一緒に仕事がしたかったんだ。
広明っていう男の背中を追っかけながら、仕事したかっただけなんだ。

泣けた。
悔しいとか、寂しいとか、悲しいとかじゃなくて、
ただただ、泣けた。

なんでだよ。そんな話って、あるかよ。
自分がクビになるかもしれないのを承知で、あの廊下で俺のことを止めたのかよ。
なんで、最初に電話したときに言い訳がましいことの一つも言わねぇんだよ。
馬鹿みてぇじゃねぇか。自分ばっかり、かっこ良過ぎじゃねぇか。

その晩、迷惑を承知で広さんに連絡を取った。
「ごめん」とは、口が裂けてもいえなかった。
詫びてしまったら、広さんのプライドも何もかも、踏みにじってしまうような気がしたから。
そして、自分の気持ちを洗いざらい話した。

広さんの答えは、確かこんな風だった。
「きゅび、迷惑かけてすまなかったな。
 俺なりに、一生懸命やった結果が、これだったってことだ。もう、勘弁してくれ。」
僕は広さんの前で土下座して謝りたかった。
つい軽はずみに、
「広さんだけ辞めさすわけに行かないよ。
 俺も降りる。
 広さんがいないんじゃ、いっしょじゃんか。」
と言ってしまった。

広さんは静かに声を抑えながら、けれどもしっかりと怒鳴った。
「馬鹿野郎っ。
 お前まで辞めてどうするんだ。
 あの顧問のぼんくらに物事を教えて、プロジェクトを発展させていけるのは
 お前しかいないんだぞ。
 俺がやりたかったことは、全部お前ならわかってるはずだ。
 辞めるなんて二度と言うんじゃねぇ。」
「だってそれじゃあ、広さんがあんまりだよ。」
「きゅび。俺な、一年間一緒に仕事できて、ホントに楽しかったんだぜ。
 やることは全部やったつもりだし、まぁ未練がないわけじゃないけど
 後のことはお前に任せて、遠巻きに外から見てるよ。」

正直、こんな有難い言葉は世の中にないと思った。
結局僕は、広さんに言いくるめられて
「わかったよ。広さんの分までしっかりやるよ。」
と言ってしまった。
広さんが僕らを裏切ったのではなく、
僕が広さんを裏切った。
僕らのために、体を張ってくれた広さんを
僕は裏切って見殺しにした。

広さんがいなくなったプロジェクトは、その後もどうにか続いて、
僕自身は三年間事業に携わったところで、新任者にバトンタッチしてお役御免となった。
広さんはプロジェクトを離れた後、フリーランスの立場で仕事を続けている。
僕も広さんも忙しくてなかなかお互いに都合が合わないのだが、
去年の秋の終わり頃、久しぶりに二人の都合があった。
台風が東京を直撃したときだったが、電車が止まるのもかまわず
僕らは河川氾濫寸前の二子玉川の町で、痛飲した。

広さんは、酔っ払うと相変わらず
「きゅび、テメー、バカヤロー、コノヤロー」的な発言をする人だったし、
居酒屋の女店員をつかまえて、携帯電話の壁紙にしてる一人息子の写真を見せて
ロレツがてんで回ってないくせに、自慢話を始める人でもあった。
明け方、かろうじて止められたタクシーにグズグズに壊れた広さんと千円札を放り込み、
僕は始発電車で帰途に着いた。

始発を待つホームで、僕は思った。
広さんは、何から何まで本当に、僕の中で印象に深く残る人だ。
例えるならばそれは、春に豪華に咲き誇る桜ではなく
ただの一片でも、しっかりと心に足跡を残す、、、、
そう、例えるならば冬に咲く桜のような人なのだ、と。

」」」」」当時のコメント」」」」」

はむねこさん すみません・・・私自身が青すぎるのでコメントが見つかりません。
実際に広さんの様な方に会っても、うまく付き合えるかどうかもわかりません。
ただ、そういう関係を築いてみたいなとは思いますが^^
お話いただけて、ありがとうございます♪(* ̄  ̄)b
2005/01/23 10:42

ryoma2005 社会と係わりながら生きるとは、どんな職業でも大変ですね。でも、みんな一生懸命生きている。広さんの不器用で、おおらかなところが好きです。しかし、おうおうにこうした人を社会が受け入れなかったりする。いいお話(ドラマ)でした。
2005/01/23 21:40

きゅび
■はむねこさん
 広さん、濃いからねぇ^^;とってもくどいと思います。実際。
 でも、すばらしい男なのは保障します^^
■ryoma2005さん
 まさに、その通りです。
 個人と会社の関係。難しいですよねぇ。
 難しいのはフリーの方も一緒でしょうけれど。
 価値のある仕事をしたいと情熱的に思っていたとしても、
 会社はあくまで営利団体ですものねぇ^^;
2005/01/23 22:29

ririka34 広さん・・・きゅびさんにとって、かけがえのない人ですね・・・
でも思ったのは、きゅびさんは裏切った事にはならないと思います・・・
そこまで深い付き合いをしていた人なら・・・わかってくれると思います・・
きゅびさんの心に足跡を残した広さん・・・ がんばってほしいですね・・ 
2005/01/24 01:35

★アクアマリン 素敵な人生の先輩ですね^^ そう言う人に巡り逢えただけでもきゅびさんは 幸せだと思いますよ^^ これからも ずっと人生の先輩として頑張って欲しいですね^^ そしてきゅびさんもいつまでも 裏切ってしまったなんて思わず 頑張って欲しいです^^
2005/01/24 10:19

きゅび
■ririka34さん
 何だか、愚痴を聞いてもらったようで、なんともかんともです。
 読んでいただいて、申し訳ないやら有難いやら^^;
 ちなみに、広さんは現在バリバリ仕事してます^^
■アクアマリンさん
 心温まるコメントを頂いて、大感謝です(*_ _)人
 全部読んでいただいて、有難うございました^^
2005/01/24 13:26

吉田主任 あとでこようと思っていて^^;、今日一気に読みました。広さんが何のために顧問と交渉していたのか・・・・・・きゅびさんのことが好きだったからじゃないでしょうか。こういう、純度の高い付き合いは・・・できないものですよ・・・うらやましい限りです
2005/01/24 13:53

きゅび ■吉田主任さん
実は、今日広さんにこの記事のことをメールで伝えました。
忙しい方なので、読んでくださるかどうかは判りませんが、もしかしたら主任さんのコメントも見るかもしれません。
広さん、きっと喜ぶと思います。
2005/01/25 02:28

☆やすたん★ 感動。。。 俺もこういう友がほしいし、他人にとってこういう友でありたいな、とそう思いました。
2005/01/25 03:48

きゅび ■やすたんさん
他人にとって、、、確かに。僕も同感です。むずかしいんですよね、これがまた^^;
2005/01/27 11:00
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by hinemosunorari | 2005-01-23 04:55 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

冬桜。(四)

b0182613_211997.gif

僕と広さんがともに仕事をしたのは、
プロジェクト発足から最初の約一年間ほどでしかなかった。
その間にさまざまな意見を交し合った。
十ヶ月ほど経って、仕事が順調に軌道に乗りだしたある日のこと。
突然、プロジェクトの方向性が変わることになった。
また、それと同時に広さんのすぐ上に総合顧問という役職が出来、
全く新しい人物が配属された。

上層部でどういう経緯があったのかは全く分からない。
どういう根拠で僕や広さんが作り上げてきたものを台無しにするような判断が下りたのかも
さっぱり分からない。
本当ならば、そんな状況でもきちんと変化に対応して事業全体を進めるのが正しい道なのだと思う。
けれども、その斬って捨てるような冷淡な判断にも納得がいかなければ、
総合顧問が新しく打ち出した方向性も全く的を射ておらず、
プロジェクトに心血を注いできた僕等が決して納得するものではなかった。

若気の至り、と言ってしまえばそれまでだが、
納得できないものは、納得できない。
生まれついての性格だから仕方ない。
僕は、上層部に噛み付いた。
言いたいことは山ほどあったし、新しいプランがどれほど酷いものかを筋道立てて説明できた。
総合顧問という立場の必要性も感じなければ、
その人の言うことが上層部に受け入れられている事が全く理解できなかった。
だから渦中の総合顧問に面と向かって説教のひとつも打ってやるつもりだったのだ。

けれども実際はそうしなかった。
廊下の壁を二、三発蹴飛ばしただけで終わった。
広さんが、すんでのところで間に入ってくれたからだ。

「きゅび、落ち着け。落ち着け。
 俺たちがやってきたことは、絶対に間違いなんかじゃない。
 それは、みんなが分かってることだ。
 お前の言いたいことは、何もかも全部知ってる。
 だから、俺が代わりにきっちり言う。
 それなら、いいだろ。」

そんななことを確かに広さんは言った。
その事自体には何の文句もなかったが、僕は僕で総合顧問に直接何かしらいってやりたかったので
一緒に連れて行ってくれとせがんだ。

「広さん、俺も行くよ。
 広さんは確かに俺の事知ってるけど、今後のこともあるから俺の口からもきちっと筋通させてくれよ。」
「ばか。きゅび。
 お前がいると、まとまる話もまとまらないんだよ。
 いいから、壁でもゴミ箱でも一、二発蹴っ飛ばして、先に帰ってろって。」
そういって、広さんは僕のことを押し返してすぐに総合顧問のところに行ってしまった。

その後、広さんは僕等と顧問の間に度々入って、僕らの話を総合顧問に余すことなく伝えてくれた。
広さんのおかげで、僕はむかつく総合顧問と直接顔をあわせることなく、
また、大して壁もゴミ箱も蹴飛ばすことなく、
自分本来の仕事に集中できた。

けれども、そのことが広さんの立場を危うくしてるなんて、
そのときは全く気づきもしなかった。



                  (つづく、、、とはいえ実はこのまま書き続けます。)

」」」」」当時のコメント」」」」」」

ryoma2005 冬桜、3話読みました。広さん、どうなるのやろ・・・。続きをお願いします。
2005/01/23 01:41

きゅび ■ryomaさん
 遅くまでお疲れ様でした。
 お互いに、気負わずに自分のペースで頑張りましょう^^
 と、言いながら徹夜してしまったσ(・ω・。)。

2005/01/23 08:10

はむねこさん 結局あのあと寝てしまいましたが・・・がんばっておられたのですね^^;
続きを読みに走りますε=ε=ε=(┌  ̄_)┘シュタタタタッ...
・・・
・・・あ、ちなみに私も若いためか良く上司に噛み付いてしまいます(* ̄  ̄)
2005/01/23 10:33

きゅび ■はむねこさん
 アー、これこれ。廊下は走ってはなりませぬぞ^^
2005/01/23 22:30

ririka34 仕事に情熱をそそいで・・かっこいいと思います。
2005/01/24 01:24

きゅび 好きでやっている仕事なので、適当にやっつけることがあまりできず、結果としてブログの内容も九州ラーメンの如く濃いものになってしまいました。<(_ _)>
2005/01/24 13:04

☆やすたん★ 熱い漢だ・・・
2005/01/25 03:44
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by hinemosunorari | 2005-01-23 01:26 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

冬桜。(三)

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「おつかれー、沙耶。となり、空いてる?」
「おっつー、真樹。どぞどぞ。」
「沙耶、あんた毎日社食で立派ねぇ。飽きないの?」
「ぜんぜん、だって安いし。」
「まぁ、ね。そこいらの半分以下だもんね。」
「うんうん。」

「ところでさぁ、ちょっとしたニュースなんだけど、、、」
「なになに?真樹のオトコ遍歴だったら聞き飽きたわよ?」
「そんなんじゃないって。ね、ちょっと聞いてよ。」
「しょうがないなぁ、昼休みの間に終わるんでしょうねぇ?」
「まぁまぁ。
 あのね、あたし例の共同プロジェクトの来季のマニュアルと資料のコピーをとってたのよ。」
「来季の?そっか。ぼちぼち会議があるものね。」
「そうなの、その会議で配布するやつ一式。
 すごく大量だから、もう大変でさぁ。
 それでね、その配布用の資料をまとめながらちらちら見てたんだぁ、
 そしたらね、業者が変わってるのよ。」
「ふぅん。かわってるって?」

「あのさ。あんた運営の広明さんって知ってたでしょ?」
「えっ、えっ、
 ちょちょちょ、ちょっとまってよ。知ってるわよ。知ってるどころか、ずばりタイプよ。
 まさか、変わった業者って、広明さんのところなの?!」
「ちょっと沙耶、声デカイわよ。その、まさか。」
 うっそー、まじで?!」
「でしょ?でしょ?」

「超、ショック。」
「ビックニュースだったでしょ?」
「ビックも何も、、、。エー、何でやめちゃったんだろ?」
「あたしもさぁ、まだ情報集めてないから、何とも言えないんだけどどうも1年目でクビになったみたいよ。」
「だって、業績よかったんじゃないの?だから来季も引き続いてプロジェクトは進行するわけでしょ?」
「うーん、そうよね。そこら辺が謎なのよ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・。
 でも、なんか分かる気がするわ。広明さんってすごくアナログな人だったでしょ?」
「あーあー、そういえば。」
「仕事はすごく真面目だったんだけど、効率的に見てどうかなぁ?」
「確かにね。広明さんってメールどころか、電話も嫌がってたでしょ?
 直接相手の顔を見て話をしなきゃ真意が分からん、とかいって。」
「そうそう!言ってた!」
「だから、ほかの業者さんなんかが付き合いきれなくなっちゃったんじゃないの?」
「なるほどねー、あり得る!さすが、真樹。男を見る目と一緒で読みが厳しいわね。」

「まぁ、ね。それかぁ、女性がらみのごたごたに巻き込まれたとか!」
「ちょっとぉ、そんな事言わないでよっ。」
「そうかぁ、ごめんごめん。じゃあ、大胆に会社の金を横領したとか!」
「あのね、冗談も休み休み言いなさいよ。広明さんに失礼よ。」
「でもさ。本当のところ、順当な結果を残してるのに2年目から急に変わっちゃうなんて、
 なんだか変よね。よほどな何かがあったのよ。」

「よほどな何かねぇ・・・・。うーん。」
「絶対にそうよ。ありえないもん。普通。」
「あんまり考えたくないなぁ、あたし。」
「結構女の子のお店とか出入りしてたらしいし、身辺がぐしゃぐしゃだったんじゃないの?
 だとしたら、あんた寄っていかなくてよかったわよ。」
「そうかなぁ。」
「そんなもんだって。あたし、ウサン臭いなって思ってたもん。」

「真樹が言うと、なんだか真実味があるわね。伊達に場数踏んでないし。」
「ちょっと、どういう意味よ。」
「そんな意味。」
「ヒドクナイ?ヒドクナイ?
 まぁ、この話はまだ公にはなってないみたいだから、しゃべらないでよ?いいわね?」
「分かったわ。秘密にしとく。はぁ、なんだか切ないわ。」
「じゃ、あたしまだ作業が残ってるから先に戻るわね。」
「そかそか。
 アー、何ともやりきれないけど、、、、、
 あたしもデスク戻るわ。それじゃあね。また、帰りね。」
「うん。じゃあ、ね。」

                            (つづく、、、とはいえ実はこのまま書き続けます。)


」」」」」当時のコメント」」」」」」
 
はむねこさん はい・・・続きが気になるのでお願いします^^
今日もお疲れのところありがとうございます(〃∀〃)♪
2005/01/23 00:00

きゅび なんとすばやいコメント!嬉しさと驚きのナイスブレンドです。どうもありがとうございます。ええと、、、ここら辺から言葉を選びながら慎重に書きますので、時間がかかるかと思います^^;果報は寝て待て、です^^;;
2005/01/23 00:11

ririka34 直接相手に会って話す・・・ 時には大事な事ですよね・・・
2005/01/24 01:21

きゅび 決して時流に逆らってるわけじゃなくて、一本針金みたいな筋が通った人なんです。
2005/01/24 12:55

☆やすたん★ いやな予感は的中!狙いは・・・by一角兎
2005/01/25 03:42
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by hinemosunorari | 2005-01-22 23:56 | 日々のよしなしごと | Comments(0)

冬桜。(二)

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はい、いらっしゃーい。
あらっ、おやまぁ。
珍しい人が来たよ。きゅびさん、今日は一人かい? 珍しい上に珍しいねぇ。
広さんは一緒じゃないんだ。ふうん。
あ、カバンと上着はこっちで預かるよ。
カウンターの空いてるとこ、どこでもいいよ。座って。

ようやく暖かくなってきたけど、まだまだ夜は寒いねぇ。
はいよ。おしぼり。
何飲むんだい? ああ、はいはい。焼酎のお湯割で良いんだね? 
食べ物はあとから適当にいっておくれよ。
え?商売かい?
まぁ、せいぜい頑張ってやってますよ。
いくら渋谷の駅から近いっていったって、ばばあが独りでやってりゃ限界ってモンがあるでしょ。
可愛くて器量のいい子でもいりゃあ、客も増えようって話だけどね。
隙間風が吹き込んでくる店でばばあの相手をする物好きなんざぁ、そうはいないよぉ。あははは。
はいよ、これね。焼酎お湯割ね。

ふぅ。お客さんも今日はすっかり落ち着いちゃったみたいだし、
あたしもそっちに行って、一服つけようかねぇ。
よいしょっ、と。
何でもかんでも独りでやるってのも、そろそろ大儀になってきてねぇ。
ね、きゅびさん火あるかい?
おっといけない。煙草やんのは広さんのほうだったっけね。そうだったね。

え?広さんかい?
うーん。最近来てないんだよ。
最後にうちに来てくれたのは、年が明けてすぐくらいだったかねぇ。
雪がちらほら降る日に来てくれてさぁ。
他のお客なんて誰もいなかったから、うちは助かったようなもんさ。
でも、暗かったねぇ。広さん。
なんでも、大事にしてた仕事を下りたんだか、下ろされたんだかで、
気の毒に、、、ひどく落ち込んでたよ。
あれだろ?去年あんたらがよく飲みながらぎゃーぎゃー話し合ってたやつだろ?
そうそう。

ああ、やっぱり本当だったんだねぇ。
随分気落ちしてたみたいだから、簡単に声も掛けられなくてねぇ。
きゅびさんの方は仕事は忙しいのかい?
ほほう、そりゃあよかったじゃないか。
こんな時代、忙しけりゃ御の字ってもんだよ。神様に感謝しなくちゃあ。

ほらよ。これ。
おでんの残りだけど、どうせもう今日は仕舞いだから、たべるといいさ。
あ、熱いからね。気をつけるんだよ。

それにしても広さん、気になるね。
いやいや、そりゃあたしだって気になるよ。
顔はともかく、男っぷりがいい人だったからねぇ。
4,50年若けりゃ、だきついてモノにしてるね、あたしゃあ。
あははは。
ねぇ。あんたもちょっとは笑いなさいよ。

お。
まだお客さんくるみたい。意外なもんだねぇ。
いらっしゃーい。
じゃ、きゅびさんごめんね。
広さんとは連絡くらい取ってるんでしょ? またさそって飲みに来てよ。ね。
はい、はーい。おしぼりですねー。すぐもって行きますからねー。
じゃ、待ってるから。
また、遊びにおいで。


                                             (今日も、続く。)

」」」」」当時のコメント」」」」」

はむねこさん 以前のきゅびサンマジックを思い起こしましたが・・・これはリアルですよね^^?
なんだか、読み物っぽくて続きが楽しみです・・・少し切ない気もしますが^^;
お忙しいのに続きを書いていただきましてありがとうございます(〃∀〃)♪
2005/01/22 01:19

きゅび そうそう。今回は1から10までリアルです。最初にいっとかないとね^^;
いやはや、マジックとは笑いました^^

2005/01/22 01:29

vmayo うわ、また続く・・(ノД`)シクシク…
2005/01/22 02:14

きゅび 日曜日には完結するように頑張ります(_ _(-ω-;(_ _(-ω-; ペコペコ
2005/01/22 03:16

三井花子 ♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!! 続くかよ!!
2005/01/22 07:30

うさうさごん (゚ーÅ) ホロリ
2005/01/22 08:56

m⇔k ひろさん・・・心配・・・
2005/01/22 10:53

吉田主任 フムフム
2005/01/22 14:14

ぴの彦 1話2話を一気に読ませてもらいました。いつもならが完成度の高い作品にホレボレしちゃいます( ̄▽ ̄)ひとつ、気になったのは、1話目の「どっちらけ」発言ですwww
2005/01/22 14:54

∮える∮ 私も広さんに抱きついてモノにしたいです^^
2005/01/22 16:21

きゅび
■三井花子さん
 続いてしまいました。
 ダイジェスト版でお届けしたかったのですが、広さんの人柄が
 あまりにいいものですから、つい沢山書いてしまいます。
■うさうさごんさん
  (゚ーÅ) ポロリ
■m⇔kさん
 まだ心配かけます。(*_ _)人
■吉田主任さん
 ご丁寧に、苦しいコメントを残していただいて恐縮です。
■ぴの彦さん
 昔からおだてにはめっぽう弱いのです。
 お世辞半分で聞いても、とても有難いのであります。
 そうそう、件の「どっちらけ」に関してなのですが、やはり死語なのでしょうか?
 「度を越してしらける」→「どしらけ」→「どっちらけ」。
 とても好きな言葉ではあります。やばいかなぁ。
■えるさん
 そういった焼き鳥屋のオバちゃんは、はっきり行ってかなり容姿が恐ろしく、
 注文の際に目が合うとたちどころに石になってしまうという、
 メデューサのようなおばばです。
2005/01/23 08:05

ririka34 広さ~ん。。。 気になる・・・
2005/01/24 01:19

きゅび ご心配お掛けしております(_ _(-ω-;(_ _(-ω-; ペコペコ
2005/01/24 12:53

☆やすたん★ なんだか胸騒ぎがする・・次へGO!
2005/01/25 03:41
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by hinemosunorari | 2005-01-22 01:12 | 日々のよしなしごと | Comments(0)