箱根は箱庭だった。その4。

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金時山および箱根外輪山の山歩き、その4である。

さていよいよ佳境である。
今回の山行は全く予想だにしていなかった事が多々あった。
金時山頂上の混雑振りは、まぁ悲しい出来事であった。
だが。だがである。
今回記事に書く、このルートの後半は、良い意味で期待を完全に裏切ってくれた。

乙女峠より北は大混雑であったが、南はと言うとガラガラなのであった。
そしてもう一つ重要なことを付記するなら、
今回設定したルートでもっとも美しかったのが、
丸岳から富士見公園までの道中で見える、圧倒的スケールの景色である。

ちょっと小さくて分かりづらいかもしれないが、
縮尺を下げた地形図をご覧頂きたい。
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今でも鮮烈に記憶に残っているのだが、
北を振り返れば、歩いてきたルートに連なるいくつかの頂上。
そのはるか先には丸岳と金時山。
外輪山の輪郭に沿って東側を観れば、大涌谷の噴煙。眼下に広がる箱根芦ノ湖。
そして西側に転ずると、富士山が裾野から頂上まで、雄大な姿を見せ、
その裾野から南側に目を移すと、駿河湾の広大な太平洋が一望出来るのである。

神様が造ったであろう、この巨大な造形美の集大成たる箱庭に、
ポツンと自分という小さい存在が、ただここにいるという感覚。
ううむ。上手く説明出来ない。言葉はなんてウスノロなんだ。

普通、芦ノ湖の全景だけでも素晴らしいのに、
箱根カルデラ外輪山の全容が一望に眺められて、大きく感動させられる。
そこに突如、富士山と太平洋までも加担するのである。
自分の持っている「美しい景色」の尺度が、
その圧倒的スケールに完膚無きまでに凌駕され尽くして、
本当に発する言葉を失ってしまう。

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↑前回も載せた写真だが、外輪山の山並み、東(山の左側)の芦ノ湖。
写真には写り込んでいないが、西(山の右側遠方)には駿河湾が拡がる。
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↑突然ひらけた西側からはこんな景色が飛び込んでくる。
思わず荷物を下ろして、芝生にぶっ倒れ紺碧の空を仰ぐ。
最高の一瞬である。
ちなみに、2枚目の写真はひとりで逆さ富士を体現する王子。
おもろい。
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後ろを振り返ると、今日歩いてきたルートの全貌がくっきりと見て取れる。
左のピークから順に丸岳、乙女峠、長尾山、金時山である。
・・・。やっぱり写真でも文章でも伝わらない。どうすりゃいいんだ?!

今回の素晴らしい景色を一番堪能出来るのが、「富士見ヶ丘公園」。
車で箱根を訪れたなら、ここは箱根スカイラインという有料道路からも
入ることが出来る(ような気がする)。
景色だけでも堪能されたい方には、強くオススメするポイントである。

さて。
富士見峠を15:30に出発して、ここからは終着点・桃源台ロープウェイ乗り場まで一気に降下する。
前半飛ばしまくった王子のその後は、案の定ひざが笑って、ろくに歩行も出来ない有様だった。
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すっころんだり、尻餅ついたり、四苦八苦しながらではあるが、
最後まで彼はよく頑張った。
・・・頑張ったのだが、下山しきったところで体力の限界。
結果、嫁と王子のリュックを僕が担ぎ、王子は嫁に抱っこされてのゴールインと相成ったとさ。
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あまり褒められたモンじゃないけど、その分彼は次回の山歩きで素敵ながんばりを見せるのであった。
ひとまず、今回はこれで終了。
箱根はまるで箱庭だったおはなしでした。
(*- -)(*_ _)ペコリ 
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↑オマケ。ゴール直前の「箱根湖畔ゴルフコース」の正門前から望む「丸岳・乙女峠・長尾山・金時山」
いやぁ、歩いた歩いた。

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Commented by osakaken at 2013-12-11 04:41 x
「いいでしょう~パパ!」お疲れの顔に書いてあるみたい。
頑張ったから 何でもアリで いいのです。

それにしても 素敵な景色!ちゃんと真面目に歩く人にしか目にすることができない・・人生の教えに似ていますね。
富士山・・どこから観ても きれいな形の山!
王子の逆さ富士・・ほんとに可愛い!
Commented by masshy85 at 2013-12-11 10:20
osakakenさんは思いつく事が深いな〜〜!
わたしなんか、ママ力持ち、って。
3年生の男の子を抱っこして歩くんだもの!
でも人間って経験した事しか分からない奴だものね。
王子は学習したのですね!
Commented by hinemosunorari at 2013-12-12 22:11
■大阪ケンさん
ぬぬ!人生が語られました!
・・・たしかに、その通りなのかもしれませぬ。
山歩き、結構深いんですね!
Commented by hinemosunorari at 2013-12-12 22:13
■masshyさん
僕も同様に「力持ち~」と思った派ですw
荷物は取っ手がついてますけど、
人間は持ち運びには不便な形状をしてますからねー
(6 ̄  ̄)ポリポリ
by hinemosunorari | 2013-12-11 00:38 | 日々のよしなしごと | Comments(4)

洒落と知性と愛そして無駄の織りなすブルース。


by きゅび
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