「目こじき」と意地に関する私見。

「目こじき」という言葉をご存知でしょうか?

15年ほど前に関西地方出身の方に
「何でもかんでも片っ端から読み漁る、きゅびみたいな人のことだよ。」
といわれたのがとても印象的で、ずっと記憶に残っていたのです。
で、今回はその「目こじき」について書こうと思って、手始めに辞書を引いたりネットで検索したりと
色々調べてみたところ、どうも東京で言う「ものもらい」のことであることが分かりました。
あの、目の周辺に出来る感染症のことです。

いまさらそんなことを言われても困ります。
この15年というもの、自分はずっと
「ああ、俺は目こじきだ、目こじきなのだ。」
と絶えず「目こじき」の十字架を背負ってきたわけですから。

それが急に
「目こじきってのはネ、モノモライのことなのだよ。」
などといわれたところで
「はい。さようでございますか。」
と、自分の価値観を捻じ曲げられるほど、きゅびは人間が出来ちゃいないのであります。

それはたとえば、15歳の純真きわまりない少女に
「君は昨日まで白鳥麗子という姓だっただろうが、今日からは本当の名前を名乗りなさい。
 君の本当の名前は、駒沢パグ子だ。」
というのに等しいのです。

そんなことを言われた白鳥麗子ちゃんは
「ああっ、私の15年間はいったいなんだったのかしら。
 本当の私は誰なの?どこにいるの?
 私の人生は、どこにあるの?」
と、その場に泣きながら崩れ落ちてしまうのです。

白鳥麗子ちゃんはその後流転の人生を歩み、
生じた心の隙間から悪い男に惚れてしまいます。
その男というのがこれがまたとんでもなくて、無職・アル中・マザコンでホモのうえに、実はハゲ。

そしてついには薬物にまで手を染めはじめて、
麗子ちゃんの生活は見る見る奈落へと転落していきます。
根が純真な白鳥麗子ちゃんは、その男を見捨てることが出来ずに
まさに生きながらの地獄を味わうわけです。

白鳥麗子ちゃんの人生はどうなってしまうのか?
落ちに落ちた奈落のどん底から、「希望」というたった一つの灯をかかげて
力強く這い上がってくることが出来るのでしょうか?
それとも、どっぷりとくすぶったまま、あわれ身も心もぼろぼろになって
短い生涯を閉じてしまうのでしょうか?

す、すみません。逸脱しました。
白鳥麗子の物語がいい所なのは百も承知ですが、
ここはこらえて、どうでもよい「目こじき」の話題に戻ります。

どうやら世の中に存在するはずのない、きゅびの知る「目こじき」という言葉。
ここは一つ、その言葉の定義というものを書いて見ます。

  「目こじき」
  ・ちょっとの暇を惜しんで本でも雑誌でも、あらゆる活字を読み漁ってしまう人、またはそのさま。
  ・新聞・雑誌など隅から隅まで、広告に至るまで全部読み漁る人、またはそのさま。
  ・飲食店に入って、注文する予定のないところはおろか、季節外れの季節の料理の欄まで
   とにかくメニューをすべて精読してしまう人、またはそのさま。
  ・調べものをしたくて、辞書を開くと気がつくと2時間ほど辞書を精読してしまう人、またはそのさま。

という意味あいでしょうか。
吟味すればするほど、まさにきゅびそのもののような気がします。
当然といえば当然です。
もともとは言葉としての実体がなくて、
後から勝手に自分にあわせてイメージを膨らませて意味をつけたわけですから。

たた、だからこそこの定義は、ものすごく貴重だと思います。
なんていったって、日本中のあらゆる辞書を見たところで
こんな説明は書いてないからです。

そんなことを書き綴っているうちに、きゅびの中で確固とした決意が生まれました。
「目こじき」の意味を覆してやる、という野望にも似た決意です。
だってそうでしょう?
感染症であるが故に「モノモライ」という俗的な病名がついて、
そこから「こじき」という言葉を引き出して、「目こじき」なる俗語の俗語が派生したと仮説するなら
「目こじき」は、本来「こじき目」となってしかるべきだと思います。
そのほうが分かりやすい。

では、「目こじき」はどうか?
前述した「目がこじきのように何でもあさる様子」という意味を考えると、
もうこれは誰がどう見ても、こちらが正論。
とてもしっくりとくるわけです。

ここは一つ辞書メーカーさんに
「こじき目」という見出しを追加していただいて、
「目こじき」の方の意味は、是非きゅびがこしらえた意味を汲んでくださるように嘆願してみよう。

それにしてもきゅびは意固地だと思います。
自分が信じた15年を曲げたくないがために
ここまで間違ったことを力説しているブログって言うのは他にはないと思います。
それはそれで治しようがないので、(あ、バカは死ねば直るんでしたっけ?)
このまま勘違いしながら邁進するわけですが、次回はなぜこのブログっていうのが
きゅびのハートを射止めたかということについてのよしなし事を、書き綴ろうと思うしだいです。
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Commented by meron33ninja at 2014-04-17 15:37
モノモライのことを めこじきというのですか それすら知らなかったなぁ・・・きゅびさんのいうのは 目古事記ということかな? 笑
わたしは それにもならない つまみ食い読みで 残念な結果なわけですが きゅびさんのよしなしごと 時々のぞかせていただきますので 綴ってくださいませ~! いや しかし めかじきも食べたい・・・ 笑
Commented by hinemosunorari at 2014-04-17 23:42
■meronさん
をー!かなーり懐かしめな記事にコメントを頂きまして、
ありがとうございます^^
そーいえば、meronさんは僕がexcitdに来て
初めてコメントを頂いたお方なのですよねー。
その時も確か過去記事をこちらに引っ越している最中で、
古い記事にコメントを頂いたのでした^^
重ね重ね、嬉しい限りでございます^^

うーん、更新しなくちゃね!
by hinemosunorari | 2004-12-04 12:36 | 日々のよしなしごと | Comments(2)

洒落と知性と愛そして無駄の織りなすブルース。


by きゅび
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